老師オグチの家電カンフー
天井に鼻あり、設置は義務なり
2023年6月7日 07:05
先日、キッチンの天井が「ピーピー」言うようになりました。その正体は火災警報器の電池切れ。電池を買おうと思って調べてみると、設置から10年以上経過した火災警報器は、センサーが劣化している可能性があるため、本体ごとの交換が推奨されています。火事の発生場所となりやすいキッチンということもあり、新たに購入することにしました。
火災警報器は平成22年4月1日から全ての住宅に設置が義務づけられています。基本的には、寝室と寝室がある階の階段。自治体によっては、さらに設置すべき場所が増え、東京都の場合はリビングや子供部屋など普段使っている居室と、台所にも設置が必要です。
また、火災警報器には「煙式」と「熱式」の2種類がありますが、基本的には煙式。台所のみ熱式でも構わないようですが、煙式の方が火事を早く感知できるため、東京消防庁では煙式を推奨しています。
ちなみに、うちは賃貸マンションなので、設置の義務が大家さんにあるのか、借主にあるのかという問題もあります。一般的に、電球や設備の電池といった消耗品は借主の負担、設備は貸主の負担とされています。言えば大家さんが負担してくれる可能性はあるでしょうが、設置の義務自体は建物の所有者だけでなく、管理者、占有者(居住者)にもあります。もう面倒なので自分で買い換えることにしました(こうしてネタにもできるし)。
新たに購入したのは、ナショナル(松下電工)からの移行ということで、パナソニックの最新モデル。ワンチャン、天井に固定するベースが共通で、取付が楽になるかなと期待していたのですが、そこは形状が変わっていました。
昔のモデルと異なるのは、非常時に白色のLEDライトを点灯させて避難を助ける機能。地味に進化しています。まぁ、この機能が発動しないに越したことはないですけどね。