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繰り返し使えるお灸が至福。ガチガチ肩こりがじんわり温まる

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
マカロンのようなデザインのこちら、実はお灸なんです

ここ数年、美容院で肩をマッサージされるたびに「めちゃくちゃ凝ってますね」と言われます。以前はそれほど自覚がなかったのですが、最近は肩こり由来と思われる頭痛に悩まされるようになり、見過ごせない状況になってきました。

ストレッチや運動でもすれば少しはよくなるのでしょうが、いかんせん続かない……。そんな折、“繰り返し使えるお灸”を試してみたらとても気に入ったので、普段の使い方とともにご紹介します。

アテックスの「フェムオンテック 温灸 AX-HPL151」は、充電式で繰り返し使用できる電気のお灸。疲労回復や血行促進、筋肉のコリをほぐす効果があり、医療機器認証を取得しています。価格は9,900円です。

アテックスの「フェムオンテック 温灸 AX-HPL151」

まず気に入ったのはその見た目。マカロンのようなころんとしたフォルムで、ワイヤレスイヤホンのケースのような充電器に2つ入っています。なお、ケースに入れるだけで充電……はできず、ケースにUSB Type-Cケーブルを接続して充電します。

本体上部を長押しすると電源が入り、すぐに温かくなりはじめます。温度調節は「弱(40~43℃)/中(同41~50℃)/強(42~56℃)」の3段階。約15分の自動オフタイマー付きです。

使用時は付属の粘着シールで、気になる部位に貼り付けます。お灸を使用したことがなく、はじめはどこに付ければいいかわからなかったのですが、取扱説明書におすすめの部位が記載されていたので、そちらを見ながら肩の一番高いところに付けてみます。

取扱説明書にはおすすめの貼り付け部位がイラスト付きで紹介されているので、お灸を使ったことがなくても気軽に始められます

付けるとすぐに肩の周りがじんわり温かく……。これがもう、本当に気持ちよくて、多幸感に包まれます。至福です。筆者としては弱の温度が心地よく、中や強は熱すぎるのでいつも弱で使っています。

気持ちよすぎて15分があっという間です。足りない……もっとください。ということで続けて使いたくなるのですが、説明書には同じ場所への連続使用は避けることと、1回の使用は15分以内にし、1日2回までにするよう書かれています。名残惜しい気持ちを抑えてケースにしまいます。(ここだけの話、少し位置をずらして連続で使うこともあります)

温度は3段階調節で、写真上から弱/中/強の状態です。弱でも十分温かく、癒されます

使っていて気になるのは粘着シールのコスト。そもそも連続使用は非推奨ですが、一度はがしたら粘着力が弱まるので1回使い切り、かつシールなしでの使用はやけどのおそれもあるので非推奨ということで、付属分がなくなれば追加購入しなければいけません。価格は60枚(30回分)1,980円で、頻繁に使うのであれば少し負担になりそうです。

とは言え、粘着テープのおかげで使いやすい側面も。立ったり座った姿勢でも使えますし、家の中を歩くくらいであれば、問題なく動けます。仕事中に疲れたタイミングで使う、といったことも可能です。この記事も、肩にお灸をのせながら書いています。

本体裏面に粘着シールを貼って使用します(写真右)
腕に貼り付けたところ。粘着シールのおかげで腕を立てても落ちません

連続使用時間は約2時間で8回分。充電時間は約2時間です。1日の終わりに癒されようと電源を入れると、充電切れで使えず悲しい思いを何度かしているので、こまめに充電しておきたいところ。

筆者は主に肩に使用していますが、お腹や腰、足裏など、お好きな場所に使えます。火を使わず、使用時の姿勢も限定されないので、生活に気軽に取り入れられるのも気に入っています。

現時点で肩こりが改善されたわけではありませんが、とにかく最高に気持ちよくてリラックスできるので、気分のリフレッシュの面でも使い続けたいと思います。身体のコリや冷えが気になる人、癒されたい人におすすめです。

鄭 恵慶