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無印の「無料の水」が財布にも環境にも優しい。マイボトル生活3年目

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
お茶を入れた状態の水ボトル

「松川さん。会社にお酒は持ってきちゃダメだよ」と、何度注意されたことだろう。言われてみればたしかにスキットルとか、ウイスキーのポケット瓶のような形状をしているこちらは、無印良品の「自分で詰める水ボトル」。そして中身は、酒でもなく水でもなく、ただのお茶です。

ツルッとした見た目に、大きく描かれた「水」の文字。そのシュールさに魅せられ購入し、以来約3年間リピ買いしながら使い続けています。価格は190円。容量は330mlで、ミニバッグにも入るサイズ感です。重さも約53gと、とても軽量。

水を入れた水ボトル
ミニバッグに入れている様子。iPhone 11と同じくらいの高さです

言ってしまえばただの水筒(なんなら保冷保温機能も特にない)ですが、この無印の水ボトルにまつわるサービスやアイテムがとても便利なので、合わせて紹介したいと思います。

無料で誰でも水が詰められる無印の「給水機」

無印良品の一部の店舗には、フィルターを通した水道水を使った給水機が設置されています。誰でも自由に給水することができて、しかも料金は無料。マイボトルであれば何でもOKで、たまにカラになったペットボトルに給水している人も見かけます。

店内の給水機。設置場所はレジ横だったり、店内の奥だったり、店舗によってまちまちです

給水量は3段階(120/180/300ml)で選択可能。温度も常温水/冷水で選べるのが嬉しいです。ボタンを押すと給水が始まり、再度ボタンを押すと給水がストップします。

給水の様子
水道水のはずですが、無印の清潔感ある店内で汲むからなのか、筆者はとても美味しいと感じています

無印が給水機を設置している目的は、プラスチックゴミを削減する取り組みの一環として、ペットボトル入り飲料を買う代わりにマイボトルを使うことを推進するためとのこと。そのため、水ボトルをわざわざ買う必要はないですが、給水するのにちょっと後ろめたさを感じてしまうという人には、購入をおすすめします。

不要になった水ボトルは、回収ボックスに入れてリサイクル。定期的な買い替えが推奨されているため、筆者も無印良品週間を目安に買い替えています

また「水」アプリを使えば、給水器を設置している無印良品店舗の情報や、公共の給水ポイントを調べることができます。設置されていない無印の店舗もあるので、まずはアプリで確認してみると空振りせずに済むでしょう。

「水」アプリのスクリーンショット

水にサッと溶ける粉末のお茶や、掃除しやすいブラシも便利

無印良品では、水にもお湯にもサッと溶ける粉末のお茶も販売しています。価格はいずれも450円。10袋入っているので、1回あたり45円でお茶が作れます。

15gの粉末を300mlの水やお湯に溶かして作るもので、容量330mlの水ボトルにちょうど良いです。現在6種類の味があり、毎日飽きずに味を変えながら楽しむことができます。筆者は黒豆茶・ルイボスティー・緑茶・アールグレイの4種類がお気に入りです。

サッととけるマイボトル300ml用粉末のお茶たち
入れるとサッと溶けていきます
キャップを閉めてシェイクするとダマになりにくくて美味しいです

粉末のお茶を入れると、容器に着色したりしますが、「隅まで洗えるボトル用ブラシ 大」を使えば掃除も簡単です。価格は290円。

隅まで洗えるボトル用ブラシ 大
不思議な形をしていますが、本当に隅まで洗えて死角なしって感じです

さらに、番外編的な使い方ですが、筆者は登山に行くときには、水ボトルにドライフルーツやナッツを詰めて持っていきます。口径が広いため、小ぶりなお菓子であれば難なく入ります。しかもそのままラッパ飲みスタイルで食べられるので、行動食にピッタリです。

口径が広いので、お菓子を入れることもできます。そのままラッパ食いOK

これからやってくる夏は、水分補給が特に大切になってくる時期です。マイボトルを持ち歩き、無印をはじめとした給水スポットを活用しながら、財布にも環境にも優しく過ごすのはいかがでしょうか。

松川 叶実