私の2020
体を整えてコロナに克つ!! 在宅ワークを支えた家電製品
2020年12月25日 08:00
今年1年はコロナ禍に振り回された年でした。個人的には、都心にあった事務所を閉めて自宅に拠点を移し、仕事環境が大きく変化したことで体調管理に四苦八苦しています。定時の出勤がなくなったことで生活のリズムが崩れ、外出の機会が大きく減ったことで運動不足に陥り、さりとて仕事は減っていないので運動する時間はなく、机に座りっぱなし。このままでは体調を崩してしまうと、夏前頃から対策を始めました。
筆者は数年前に頚椎ヘルニアを患い、1年間ほど首筋の激痛と強烈な肩こり、両手のしびれに悩んだことがあります。マッサージをしたりストレッチをしたり姿勢を正したりして徐々に症状は緩和し、今では季節の変わり目に少々痛む程度に回復したのですが、在宅ワークが長引くほどに、徐々に首筋の痛みと肩こりの症状が出てきました。悪化すると仕事にも支障をきたすので、早いうちに対策しておこうと試したのが、パナソニックの高周波治療器「コリコラン」です。
コリコランは充電式のコードレス。3時間の充電で約24時間使用できます。煩わしいコードがないので仕事中でもつけっぱなしにできるのですが、何より、低周波治療器のような刺激がまったくないので、仕事中に限らず、1日中つけていられるのが良いところ。低周波治療器の場合、電流が流れるたびに腕の筋肉に刺激が伝わり、ビクッビクッと痙攣してとてもじゃないけどキーボードなんて打てないし、マウスなんてポインターがズレまくって正確なクリックができやしない。しかし、高周波は刺激が全くないので、つけたままで仕事も家事もできるし、オンラインミーティングもできるし、目薬をさすことだってできます。
これで本当に効いているのかと不安になりますが、付属の充電器のチェッカーにかざすと、ちゃんと高周波が出ているのを確認できます。肝心の効果ですが、マッサージや低周波治療器のようにすぐに実感できるものではなく、時間をかけて血管を拡張して血行を促進するので、いつの間にかコリがおさまっている、という感じ。むしろ、1日つけ忘れるとコリがぶり返すので、その時に効果を実感するほどです(個人の感想であり、効果には個人差があります)。
付属の両面テープで肌に直接貼り付けることができるのですが、筆者は肌が弱く、湿布などの粘着性のものを3日間貼り付け続けるとかぶれてしまいます。そのため、付属のリングと、仕事机の抽斗の中にあったストラップをつかって首からぶら下げています。朝起きたら充電台から外して装着、お風呂に入るときに外して充電台へ、というルーティンができあがり、毎日が快適です。なお、肩に使いたいときには、リングを使ってTシャツに挟んでいます。
腰から背中の違和感にシートマッサージャー
肩こりはコリコランで解消したのですが、座りっぱなしは腰にも影響を及ぼし始めました。実は筆者、同じく数年前に激しい腰痛に苛まれ、朝の通勤列車での立ちっぱなしが辛かった時期がありました。いろいろ試した結果、寝具が悪いという結論に達し、高反発タイプのマットレスに変えることで腰痛が沈静化した過去があります。それが在宅ワークでまたぶり返してきました。やはり姿勢なんですよね。そこでデスクチェアを買い替えたのですが、それと同時に、腰から肩にかけて凝り固まった筋肉をほぐして1日を終えたほうがより効果的ではないかと思い、シートマッサージャーを導入しました。フジ医療器の「マイリラ シートマッサージャー MRL-1200」です。
本当は全身を包み込む高級マッサージチェアが欲しかったのですが、価格が高いし、そもそも大きくて我が家には置くところがないし。というわけで、手軽なシートマッサージャーにしたものです。本来は、リラックスチェアを使ったほうが揉み玉に適度に体重がかかり、マッサージ効果が高いのですが、狭い家がより狭くなってしまうので、リビングのダイニングチェアに装着して使っています。
MRL-1200で気に入っているのは、肩のジョイントが3段階に調節できるところ。マッサージしたいところに揉み玉をちょうど良く当てられるだけでなく、角度を浅くすれば押し揉み、深くすればつかみ揉みのようにグイグイ、というように角度によって揉みの感触が変わるのです。
背中の揉み玉の可動範囲は上下75cmと業界最大。広範囲に揉んで叩いて、凝り固まった背中の筋肉を解してくれます。肩・背ともに、揉み玉の動きは強めです。シートマッサージャーの場合、マシン側では強弱のコントロールはできないので、自分で体重のかけ方を工夫して揉み玉の当たり具合をコントロールする必要があるのですが、弱いものを強くすることはできないので、最初から強め設定のMRL-1200は揉み玉の当たりを調節しやすいのです。なお、強すぎるなと思ったら、付属のカバーシートを被せれば、かなり弱めにすることができます。
泊りがけの出張に行った場合、ホテルの大浴場にあるマッサージチェアを使ってから眠るようにしています。そうすると、1日の疲れがほぐれてぐっすり寝ることができ、次の日がかなり楽になります。それを思い出し、現在は毎日風呂上がりに10分ほどシートマッサージャーに座るようにしています。外出する機会が減り、体を動かさないようになると寝付きが悪くなり、生活リズムが狂い始めていましたが、寝る前にマッサージしてリラックスすると寝付きが良くなりました。
健康と暖房費節約にパワフル加湿器
少し毛色が異なりますが、今年導入して良かったのがパワフル加湿器。10年間使っていた加湿空気清浄機が昨シーズンに壊れたので、今年は空気清浄機と加湿器を別々に使ってみることにしました。というのも、一体型の加湿能力は低く、14畳のLDKではどんなにパワフルに運転しても湿度40%を超えることがなかったのです。部屋の中はカラカラ。今年導入したのは、加湿パワーに定評があるダイニチの「LXシリーズ」。同シリーズには2つのモデルがありますが、空調機器を選ぶときのセオリーとして、実使用面積より大きめのモデルを選ぶというものがあるので、プレハブ洋室33畳/木造和室20畳まで使用できる上位モデルを選びました。
ヒーターと気化式を合わせたハイブリッド式のハイパワーにより、湿度の上昇が本当に早い。30%を切ったリビングの湿度が、30分も経たずに50%に達します。ターボモードがいらないくらいに早い。昨年までの、湿度が上がらないイライラ感が嘘みたいです。湿度が低いうちはエアコン暖房の温度設定は25℃にしていますが、湿度50%を超えるとそれでは暑くなり、22℃まで下げるようにしています。喉、鼻孔、肌が潤い、エアコン暖房の電気代も抑えられる。一石二鳥。さらに、乾燥するとウイルスの活動が活発になるので、部屋の湿度は50~60%に保っておきたいところ。定期的な換気が推奨されている現在、一度下がった湿度をすぐに元に戻すためにも、パワフル加湿は必須と言えます。