e-bike日々徒然

今年もシマノバイカーズへ。レース参戦の本格派だけでなく、e-bikeや家族で楽しめる企画も充実

この夏も昨年に続き「シマノバイカーズフェスティバル2023」へ行ってきました。会場は富士見パノラマリゾート。スキー場なので猛暑を避けられるかなと思いましたが、昨年より気温も参加者も「熱い」イベントでした。全国各地からMTBライダーが集う祭典なので、e-bikeとは縁遠い感じがするかもしれません。

e-bikeでMTBやグラベルロードなどのスポーツバイクの楽しみを知った人もいると思います。私もそのひとりです。しかし、e-bikeであっても同じ自転車。レースを走るガチ勢でなくても観戦含めて楽しめる企画も多数。自分では到底できないことをさまざまな参加者が楽しんで頑張っている姿を見るだけでも、「やっぱり自転車っていいなー」と感じるのではないでしょうか。

昨年はコロナ禍で3年ぶりに開催されました。今年はイベント内容もブラッシュアップされて、コロナ禍前の参加者数になったとのこと。そして、e-bike関連のコンテンツも増えていました。現地では旅の途中に「シマノバイカーズフェスティバル2023」を知って、e-bikeのガイドツアーに参加した人もいたそうです。私も今年は実際にツアーへ参加したり、試乗に参加した方の声をより多く聞ける貴重な経験となりました。

八ヶ岳をバックにした人気のフォトスポット

e-MTBで参加できるレースも

新たに追加されたレース種目が「Trail Ride+」。リフトを使って繰り返しできるアップダウントレイルが用意されました。トレイルライドの楽しさを味わうためのレースで、タイム短縮を狙う本格派はもちろん、プロライダーからのアドバイスをもらってスキルアップも狙える始めたばかりの人も楽しめる内容。何度でも自由に走行可能で、最初と最後のにタイム計測が行なわれます。e-MTBでのエントリーもありましたが、実際にコースで確認することはできなかったのが残念。どのe-MTBで参戦されていたのか。来年の楽しみに取っておきます。

「Trail Ride+」参加者がスタート地点を目指します
ライダーとMTBは別々のリフトで山頂へ
スタート地点へ
この日は富士見町も夏日。暑いですがやっぱり「晴れ」がいいですね
いざスタート
参加者が続々とリフトで上がってきます
レース参加者だけあって、さすが! の走り
リフトで上がって撮影のために下りは歩き。トレッキングしながらe-MTBで出会えることを期待しましたが……来年の楽しみに

e-bikeで参加可能なツーリングもズラリ

2日間さまざまなツーリング企画も実施されましたが、ほぼすべてがe-bikeで参加できます。南八ヶ岳オンロード/グラベルライドではグラベルロードe-bike、トレイルのツアーではe-MTBで走ることができます。また、主催者側が車体を用意するE-MTB体験ツアー、E-スポーツバイク体験ツアーなども用意されていました。そして、今年からは新たに「Ride&Fishツアー」も追加。2日目にがっつり同行してきたので、こちらは別記事でご紹介します。

7月29日の初日。8時スタートのツーリング企画から参加者多数。ちらほらe-bikeも見かけました
E-MTB体験ツアーも大人気
約22.9km(+/-482m)を走ります。みなさんe-MTBに興味津々
いいなーフルサスじゃん! なんて会話も
2日目の朝イチもたくさんの参加者が
E-スポーツバイク体験ツアーでは、同行して一緒に走りました。八王子から来られたMTBライダーの参加者は、e-MTBではなく初めてのグラベルロードe-bike「JG1」を選択。興味津々だったそう
気持ち良い道を走りながらe-bikeの魅力をチェック

e-bike試乗コーナーも盛況

会場では最新の車体やアイテムがズラリと揃う出展社のさまざまなブースも。e-bikeブランドも特設試乗コース近くに出展。レースの合間にe-MTBを体験する人、試乗目当てで来場した人など、たくさんの人がe-bike試乗を楽しんでいました。ほかのイベントでe-bikeの試乗経験はあるものの、トレイルでは走ったことがないため、e-MTB試乗目的で来場した人もいました。パワフルなアシストでゲレンデを駆け上がって見る八ヶ岳も絶景だったでしょう。

XEALTシリーズを展示・試乗していたパナソニックブースへ訪れた親子
中学2年生の息子さんはクロスカントリーのレース前の空き時間にe-bikeを体験。親子で走る姿はいいですね
BESVブースにはe-MTBに加えてグラベルロードe-bikeの試乗も
ミニベロのPSシリーズ試乗経験はあるそうで、e-MTBはトレイルで走ってみたく来場されたとのこと
実際にトレイルを走ることでe-MTBの魅力が分かったと楽しそうでした
たくさんの人がe-bikeでの走りを楽しんでいました

レースを走らなくても楽しめるイベント

シマノバイカーズフェスティバルは1991年に始まったMTBの祭典。レースを走るほどではないし……と少し敷居が高い感じがするかもしれませんが、自転車やアウトドアが好きな人も楽しめるコンテンツも充実しています。マルシェやワークショップ、キッズ向けのイベント、アウトドアイベントなどもレースに負けない盛り上がりとなるほど。たまたま旅の途中で立ち寄ってツーリング企画に参加された方もいました。ご興味がある人は来年ぜひ足を運んではいかがでしょうか。

会場には大型スクリーンが設置されており、リアルタイムでの迫力あるレースを楽しむことができます
家族の同じジャージ姿もいいですね
アウトドア好きな人のエリアも人気。クルマに自転車を積んで移動し、アウトドアフィールドを楽しむライフスタイルを提案する「6Wheel&Campingゾーン」
家電 Watch読者にもお馴染みの「EcoFlow」は最新のポータブル電源とソーラーパネルなどを展示
八ヶ岳山麓から諏訪湖周辺に70~80点在するパン屋からセレクトしたパンを販売。ほかにもご当地高原野菜や畜産加工品なども充実。家族で楽しめるワークショップなども
小学校入学前のキッズたちの自転車によるかけっこ競技「Milky」。年齢別でゴールを目指します。自転車、ベビーカー、ストライダーなどさまざまな乗り物で参加可能。会場に笑顔や優しさが溢れる企画でした
昨年好評だったレースもアレンジ。自転車レースなのに車体が置かれている!?
ルマン式というスタートで車体まで「走って」行きます。ダッシュは圧倒的に子供が速い(笑)
その後自転車に乗ってレースが本格的にスタート。観ているだけでも楽しいです
e-bike部