トピック

自転車イベントやっぱり楽しい! 清水港でe-bike試乗ツアーやアウトドア家電も体験

5月28日に静岡県静岡市の清水港にて「サイクルドリーム@日の出」が開催されました。昨年に初開催されたばかりの新しいサイクルイベントですが、港の埠頭を借り切って行なわれ、サイクリストはもちろん、家族連れで訪れる人も多いイベント。e-bike Watchでは、イベント初のe-bikeライドツアーを共同開催し、ブースを出展するとともに、会場でのe-bike試乗、アウトドアに役立つ家電の展示も行ないました。

イベントのダイジェスト版動画もあります。ぜひご覧ください
清水港日の出埠頭の倉庫街が会場。さまざまな自転車やグッズのブースが並び、自転車を楽しめる空間になっていました
ランバイクエリアはヘルメットやランバイク本体をレンタルできることもあって、とても楽しそう
大型トラックのドライバーから自転車がどう見えているのか? を体験できるトラック死角体験エリアも

海上ルートも組み合わせたe-bikeライドツアー

e-bikeライドツアーは、これまでに何度も実施しているのでe-bike Watchの得意とするところ。今回は、平塚 吉光さんがガイドをしてくれる本格的なルートです。清水港を出発し、次郎長通り商店街を抜け、スタジアムを横目に日本平を目指しヒルクライム。

そして、三保松原へ向かうe-bikeの魅力がたっぷりと体感できるコース。三保ビーチのリゾート施設「Ulalena(ウラレナ)」でフランス料理のランチを堪能し、最後は清水港水上バスで“e-bikeと一緒に”帰って来るという地域の魅力もしっかりと体感できるツアー。早々に定員へ達してしまう人気でした。

ガイドを務めるのは元プロロードレーサーでe-bike Watchでもお馴染みの平塚 吉光さん。参加者はBESV「TRS2 AM」、トレック「Rail 9.7」、ボッシュのオリジナルカスタム車で走ります。すべてフルサスe-MTBという豪華な車体
まずは、参加者それぞれの体格に合わせて、車体をセットアップ。約20kmのルートですが、e-bikeなら初参加の女性でも楽に回れます
e-bikeは初めてという参加者がほとんどなので、使い方も丁寧にレクチャーします
今年4月からヘルメット着用が努力義務化されましたが、正しいかぶり方があることを知っていましたか? そのあたりもきちんと教えてくれます
e-bike Watch読者の方は親子で駆けつけてくれました。愛車のトレック「Dual Sport+」でトレーラーを牽きます

準備をしっかり整えて、会場を出発! この日は夏日でかなり暑かったので、ゆっくりとしたペースで走り出します。e-bikeはもちろん、MTBに乗るのも初めてという女性参加者から、ある程度サイクリングに慣れた人まで、経験や体力もさまざまですが、そういう人たちが同じペースで走れてしまうのもe-bikeの大きな魅力です。海抜ほぼ0mの清水港から、日本平の山頂までは300m以上の標高差を上るので、初心者でなくてもそれなりにハードな上り坂ですが、e-bikeなら心配不要です。

次郎長通り商店街を抜けて、ゆっくりとペースを上げていきます
日本平に向けて徐々に上り坂になってきています
それなりにキツい上り坂ですが、参加者のみなさんは笑顔! ポーズを取る余裕があるのはe-bikeならでは!?
写真でわかるくらい斜度がキツくなっていますが、e-bikeなら笑顔で上って行けます
駿河湾をバックに上って行くルート。眺めはいいですが、e-bikeでなければ走りたくないかも……
スタート地点の清水港を見下ろすポイントで記念撮影! みなさん全然余裕がありますね

日本平の山頂まで上ったら、富士山を眺めながらも慎重に下って行きます。三保松原を抜けて、昼食ポイントであるUlalenaへ向かいます。ここにはオーシャンビューの美しいレストラン&カフェが。旬の魚介類や地元の野菜などを使った前菜から楽しめるフレンチのランチが美味しい! e-bikeでもちゃんと運動になりますから、走った後は食事がさらに美味しく感じます。

眺めも味も最高なフレンチレストランでランチコースを楽しむ。一緒に走ってきた後だと会話もはずみます
Ulalenaの前でも記念撮影。笑顔がまぶしいですね

ランチ後は水上バスに乗って港へ帰る海の上をワープするようなルート。自転車をそのまま持ち込めるので、電車を使った輪行よりも楽ですし、何よりも眺めが良くて気持ちいい! 距離的には長くないですが、山から海まで地域の魅力をギュッと詰め込んだようなライドでした。

水上バスは自転車をそのまま乗せられるので、こういうツアーには最高。海の上は風も気持ちいい
日の出港に帰着! e-bikeの魅力も存分に味わえて、参加者の満足感も高かったようです

e-bikeの試乗はもちろん、ポータブル電源の展示も人気

出展ブースでは、e-bike試乗に加えて、e-bike充電にも使えるポータブル電源やアウトドアに役立つ家電なども展示しました。ポータブル電源は、Jackery(ジャクリ)BLUETTI(ブルーティ)EENOUR(イーノウ)の人気モデルを展示。こちらに興味を持ってブースに立ち寄ってくれる人もかなりいました。特にキャンプなどアウトドアで使いたいという人が目立ちました。そこにe-bikeもセットになると、さらに楽しみが広がるはずです。

e-bike Watchブースはこんな感じ。自転車関連のブースが多い中で、ちょっと異彩を放っていたかも
ボッシュ製ドライブユニット搭載のe-MTBを中心に、試乗車も数多く揃えました。チャージングステーションとしての機能も備えていました
Jackeryのポータブル電源は1,000Whクラスの「1000PRO」から容量別に「1500PRO」「2000PRO」そしてソーラーパネルを展示
BLUETTIは300Whクラスの「EB3A」、500Wh「EB55」、700Whクラスの「EB70S」を展示。こちらもソーラーパネルの「PV200」も
EENOURはポータブル電源「P2001」をはじめ、写真のポータブル冷蔵庫「D10」やスポットエアコン、カセットガス発電機やレーザー距離計なども展示

イベントでは、やはりe-bikeに興味津々という参加者も多く、たくさんの人に試乗してもらいました。本格的なロードバイク乗りの人から、初心者の女性まで幅広いライダーが関心を持っている様子。1台乗ると興味がさらに強まるようで「こっちも乗ってみていいですか?」と、ほかのモデルにも乗ってくれる人がほとんど。

いろいろなブランドのe-bikeを乗り比べる機会はなかなかありませんからね。ボッシュ製ドライブユニットとシマノ製ドライブユニットを乗り比べると、初めての人でも違いがわかるようで、楽しんでもらえていました。隣がBESVブースだったので、続けて発表されたばかりのAI搭載型スマートバイク「SMALO」を試乗している人も多くいました。

なかなか乗れる機会はないボッシュの貴重なオリジナルカスタム車も用意
こちらもボッシュのオリジナルカスタム車。最新のSmart System対応の「Performance Line CX」を搭載しています
ポータブル電源に興味を持ってくれた人もかなり多くいました。結構みなさん買う気満々でした

そして「アウトドアお役立ち家電」のプレゼント抽選会も実施。BLUETTIのコンパクトなポータブル電源「K2」や、APIX INTLの「ソーラーパワーファン」、「ポータブルサーキュレーター」など豪華な賞品を用意。たくさんの参加者に応募してもらえました。

この看板を見て足を止めてくれる人も多かった。一番人気は「ソーラーパワーファン」でした
当選者は試乗終了最後に、ライドツアーにお父さんと参加した少年の厳正な抽選で決まりました

e-bikeに興味を持っている人たちと一緒に走ったり、直接触れ合えるこういうイベントは我々にとってもかなり貴重な機会。今後もこういうイベントやライド企画などに積極的に出展していくつもりですので、お近くで開催された際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

当選者は試乗終了最後に、ライドツアーにお父さんと参加した少年の厳正な抽選で決まりました
増谷茂樹

乗り物ライター 1975年生まれ。自転車・オートバイ・クルマなどタイヤが付いている乗り物なら何でも好きだが、自転車はどちらかというと土の上を走るのが好み。e-bikeという言葉が一般的になる前から電動アシスト自転車を取材してきたほか、電気自動車や電動オートバイについても追いかけている。