e-bike日々徒然
春のはじめに入間川サイクリングロードへ。e-MTBのアシストに頼らず走ってみたら……
2022年5月2日 09:05
春を感じ始めた3月のこと。ふと、思い立ちました。「e-bikeで、できるだけアシストを使わずに走ったら、どうなんだろう?」みたいなことを。
そこでさっそく実践。往復約45.6kmの入間川サイクリングロードを、アシストにあまり頼らず走ってみることにしました。
アシストをオフにして走ろうかなと思ったのですが、それだとe-bikeである意味が全然ありません。なので、走り出しや急坂だけある程度はアシストを使い、それ以外ではなるべくアシストが切れる速度である24km/hを超える速度で走ろうと考えました。
往路はテンポ良く走れました。走行速度は23~26km/hといった感じ。わずかにある信号待ちなどからの走り出しと、ときどき現れる土手を上り下りする短い坂でしかアシスト力を使わなかったという感じ。
そして往路は終了。いや~このサイクリングロード、e-bikeでけっこう走るんですが、こんなに速度を維持して走ったのは初めてです。最近は運動不足解消のために毎日スクワットをしたりしていますが、体力的にもまだまだ大丈夫そうという感じです。
ちなみに、バッテリー残量ですが、100%から走り出して往路を終了するまでに、4%程度使っていました。つまり96%もバッテリーが残っている。約22.8km走って4%減ということは、計算上ではありますが、570km走れるってこと? やっぱり、アシスト上限近くの速度で走ると全然バッテリーを消費しないんですね。
さておき復路へ。しかし間もなく「あぁ~ヤバいかも~」という感じになってきました。
というのは、先ほどまでは無風状態でしたが、復路を走り出したら急に強い向かい風が吹き始めたのです。体力的には大丈夫という感じではありますが、頑張っても20km/h以上のスピードがなかなか出ない。往路よりもアシスト力を使っている感じ。
そしてさらにヤバい感じに。残すところ15kmというあたりで、体力的をかなり消耗していることに気づきました。体が疲れている。さらに喉も乾き、ドリンクも空になり、なるべくアシストに頼らない云々は二の次になり、自動販売機を探して走り続けました。
スポーツドリンクで水分補給して、しばらくストレッチなどしつつ休憩したら、体力がみるみる回復するような感覚に。いつもは水かお茶で水分補給をしていますが、スポーツドリンクの糖分って効きますね。
そして走行再開。でも向かい風はさらに強くなり、走行速度は15~17km/hという感じに。でもなるべく……と頑張っていたら、次の「ヤバい感じ」が始まりました。
復路の残り5kmくらいで、太ももが攣りそうになってきたんです。ペダリングを止めて足をまっすぐ伸ばしたりするとピキッと攣る。だましだまし、ゆる~いペダリングをしていないと攣っちゃう感じ。
往路終了時点では全然体力余ってたのに……なんでこんなに急に体力消耗? と思いましたが、「そりゃそうか」と心当たりもありました。
この日に乗っていたe-bikeはミヤタのリッジランナーで、車重は21.3kgあります。リアキャリアを増設して、そこにリアバッグを積んでいたり、工具や予備チューブやチェーンロックなども「重さを気にせずに携行」していますので、総重量は26~27kgあるような気がします。
その重い自転車に乗り、往路の約22.8kmのほとんどを人力自転車として走ってきて、しかも23~26km/hという速度を維持し続けたんですから、なるほど「こんなに重い自転車でそんなふうに走ったら、そりゃ消耗するわ」とあらためて実感。……というか太ももが痛いので痛感した次第。
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結果、どうにか無事帰宅できましたが、やっぱり素直にアシスト力を使えばいいだけのことですね。でもまあe-bikeでスピード出して頑張って走ると、すご~く体力を消耗することがわかりました。鍛えられることは鍛えられるわけですね……あまり健康的とは思えませんが。
なお、この日の合計走行距離は約54km。サイクリングロードから拙宅まで坂道があったりもしますが、だいたい平坦な道です。そして走行後のバッテリー残量は78%といったところ。
ほかの日にも同様に入間川サイクリングロードを往復しましたが、その日のバッテリー消費量は17%となっています。この日はちょっと寒い冬の日でした。
そしてこの太もも攣りそうな日の消費量は約22%。この気温が高かったり強い向かい風だったり、さらにラスト5kmくらいは思いっきりアシスト力に頼りましたので正確な比較はできませんが、ならすと似たようなバッテリー消費量なのでした。
ふぅ~ん。なんか素直にアシスト力を使ったほうが安全&愉快かもしれません。