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シャツに黄ばみ!? 洗濯の正しい「しまい洗い」方法を聞いた
2025年11月20日 08:05
いよいよ本格的に寒くなってきて、衣替えが避けられない時期に。衣類をしまう前にきちんと洗ったつもりでも、翌年取り出してみると「黄ばみ」や「ニオイ」が残っていた……なんて経験、ありませんか? とくに夏服は要注意で、汗や皮脂、日焼け止めの汚れがつきやすく、放っておくとトラブルの原因になります。
衣替えで失敗しないために知っておきたいのが、収納前の「しまい洗い」の正しいやり方。最大の悩み「黄ばみ」「ニオイ」を防ぐにはどうすればいいのか、洗濯機のプロであるパナソニックの担当者にしまい洗いのコツをうかがいました。
洗ったつもりでも、翌年に黄ばみやニオイがあるのはなぜ?
――そもそも洗ったつもりなのに、収納していた衣類が翌年になって黄ばんだり、臭ったりするのはなぜなのでしょうか?
黄ばみやニオイを防ぐための基本は、しっかりと汗や皮脂汚れを落とすことです。正しくしまい洗いをせずに収納してしまうと、普段の洗濯で落としきれなかった目に見えない皮脂汚れが時間の経過とともに酸化し、黄ばみやニオイの原因になります。(パナソニック担当者、以下同)
――本格的に寒くなってきたので夏服をしまおうと考えています。ほかの季節と比べて、しまい洗いで意識すべき点に違いはあるのでしょうか?
夏はほかの季節に比べて汗をかく量が多く、皮脂汚れが増える時期です。さらに、日焼け止めや制汗剤を使う機会も多いため、その成分が衣類に付着しやすくなります。だからこそ、夏服ではとくに皮脂汚れをしっかり落とすことが重要です。
――ほかの季節はどのようなことを意識すれば?
秋冬の衣類は重ね着することが多く、直接肌に触れにくいものや、ニット・セーターといった天然素材のアイテムが増えます。とくに冬物のニットなどは、「洗うと傷みそう」と心配される方も少なくありません。
しかし、どんな衣類にも目に見えない皮脂や汚れは蓄積しており、そのまま収納すると次に取り出した時に黄ばみなどの変色が目立ってしまうことも。冬服やデリケートな素材の衣類など、普段あまり洗う機会の少ないものこそ、収納前にしっかりとしまい洗いをしておくことが重要です。
正しい“しまい洗い”のやり方は?
――しまい洗いをする時は、どのような洗濯コースを選ぶとよいでしょうか?
おまかせコースでも、洗濯機が衣類の量や汚れ具合を自動で判断して運転を最適化するので、しまい洗いにも十分対応できます。ただ、黄ばみやニオイの原因となる皮脂汚れは、およそ37℃以上で溶けやすくなるため、「温水コース」といった水を温めて洗う機能を活用するとより効果的です。
また、パナソニックのドラム式・縦型の一部機種に搭載している「汚れはがしコース」では、花王さんと共同開発した「汚れはがし剤」を併用することで、温水を使わなくても頑固な皮脂汚れを予洗いなしでしっかり落とせます。通常の洗濯では落としにくい蓄積汚れにも対応できるため、皮脂のしみ込んだシャツやスポーツウェアのケアにもおすすめです。
さらに、花粉が気になる季節には、上位機種に搭載されている「ナノイーX」機能を使うことで、収納前に衣類の花粉ケアも可能です。衣類に付着した花粉を抑制できるので、長期保管中も安心して過ごせるでしょう。衣替え前には、これらのコースを活用してから収納するのがおすすめです。
――洗濯ができないデリケートな素材の衣類はどうすればよいでしょうか?
近年の洗濯機には、ニットやワンピース、カーディガンなど型崩れしやすいデリケート衣類をやさしく洗える「おしゃれ着コース」「おうちクリーニングコース」など、専用コースを搭載したモデルが増えています。「ドライマーク」がついている衣類や、これまで自宅での洗濯をあきらめていた服も、ダメージを抑えつつ手軽にケアできるようになっています。お気に入りの1着を長く大切にしたい方にはぜひ活用していただきたいです。
- 黄ばみ・ニオイが気になる → 温水コース/汚れはがしコース
- デリケート素材を洗いたい → おしゃれ着/おうちクリーニングコース
- 花粉対策をしたい → ナノイーX機能(一部機種のみ搭載)
洗剤の使い方や衣類の乾燥、収納のポイントは?
――洗濯機の設定以外に気をつけるべきポイントは?
衣類をしまう前の洗濯では、洗剤や柔軟剤を多めに入れてしまう方もいますが、洗剤が多ければ汚れが落ちるわけではありません。最大限の効果を発揮するためには、必ず説明書などに記載された適量を守ることを意識しましょう。
また、計量の手間を省いたり入れすぎを防ぐために、洗濯機の自動投入機能を活用するのもおすすめです。自動投入機能を使えば、洗濯物の量に合わせて洗剤や柔軟剤を自動で最適なタイミングや量で投入してくれるので、安定した洗い上りが期待できます。
――衣類の乾燥や収納方法のポイントについても教えてください。
干し方で一番大切なのは、「生乾きのままにしない」ことです。生乾きの状態で収納すると菌が繁殖しやすくなるため、完全に乾いた状態でしまいましょう。
ドラム式洗濯機では、乾燥容量を守ることも大切。容量をオーバーすると乾きムラの原因になってしまいます。また、濡れた洗濯物を放置すると雑菌が繁殖しやすくなるので、縦型洗濯機の場合は、洗い終わったらなるべく早く干すことを心がけてください。
収納に関しては、しまった後でも定期的にクローゼットや引き出しを開けて換気し、風通しをよくすることをおすすめします。こもった湿気を逃がすことで、衣類のシミや虫食いなどのトラブルを回避しやすくなりますよ。
――洗濯機以外でメンテナンスに活用できそうな家電はありますか?
最近の衣類スチーマーは、しわ伸ばしだけでなく、脱臭や除菌効果も期待できるものもあります。頻繁に洗えないジャケットやコート、色落ちを避けたい服のケアに向いています。洗濯と併用することで、衣類へのダメージを減らし、自宅でも手軽に服のコンディションを保てますよ。
衣類のために、洗濯機のメンテナンスも大切
――洗濯機のメンテナンスもしたほうがいいですか? 汚れが実感しにくくてサボることも多く……。
洗濯槽のお手入れを怠ると、内部に黒カビが発生しやすくなり、衣類に付着して嫌なニオイの原因になるため、定期的なメンテナンスはとても大切です。
目安としては、月に1回程度、もしくは衣類に黒カビの付着やニオイを感じた時には、市販の洗濯槽クリーナーや塩素系漂白剤を使って槽洗浄を行なうとよいでしょう。
最近では、パナソニックLXシリーズのように、見えない部分まで自動できれいに洗い流してくれる「自動槽洗浄」機能を搭載したモデルも増えており、日々のメンテナンスの手間をグッと減らせるようになっています。
【まとめ】しまい洗いの4つのポイント
今回紹介した「しまい洗い」のポイントをまとめてみました。
- 洗濯機の設定:蓄積した汚れには「温水コース」や、汚れ除去に特化したコースが効果的。デリケートな衣類は「おしゃれ着コース」「おうちクリーニングコース(ドライコース)」などの専用コースがおすすめ
- 洗剤・柔軟剤:入れすぎず、適量を守る
- 乾燥:洗濯機の乾燥容量を守り、完全に乾燥しているか確認してからしまう
- 収納:しまった後も定期的に換気を行なう
きちんと汚れを落とすことは、大切な服を長く着るために欠かせません。洗濯機に任せれば、しまい洗いも手軽にできます。今までなんとなく片づけていた人も、今回のポイントを押さえて、来年の自分のためにしまい洗いを実践してみましょう!





