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遂に念願のe-bikeオーナーに!! 将来の増車予定が勢いで夫婦2台分を一気に購入
2024年8月22日 09:05
私がe-bikeと出会ったのは4年前の春。まさにコロナが日本で猛威をふるい始め、電車通勤での密状態に私もストレスを感じていて自転車通勤を考え始めた頃。e-bike Watch編集部から「じゃあ、e-bike通勤しみますか?」という提案で初めて体験した。
あの感動は今でも忘れない。自転車でどこまででも行けそうな万能感。小学生や中学生の頃に感じた、自転車でならどこへでも行けそうなあの感覚に心躍り、「これが完璧なる厨二病じゃない!?」と思ったものだ。
その後もいろいろなタイプのe-bikeに乗せてもらい、夫婦であちこち旅にも行った。もともとは、ただの移動手段くらいにしか思っていなかった私だけれど、e-bikeだからこその体験を通じて夫婦してe-bikeの魅力にどっぷりハマり、「e-bike買おう !あちこち走りに行きたいね!」なぁんてずっと言っていたのだ。
e-bikeを絶対に買う! という覚悟で動き出す
そして、先日久しぶりにe-bikeに乗った際、ペダルを踏み込んだ瞬間に一気に初めて乗ったあの感動が蘇った。心も躍った。その勢いのまま「よし、もう買おう。絶対に乗るし、先延ばししてもキリがない! 今買ったら夏休みに間に合う!」とすぐにでもe-bikeオーナーになる決意をしたのである。
買おうと決めていたのに早3年。なかなか踏ん切りがつかなかったのに、最後にグッと背中を押してくれたのはやっぱりe-bikeの楽しさだった。「自分で持つなら何が欲しい?」と夫に聞くと「Tern(ターン)のVektron S10(ヴェクトロン S10)!」と即答。タイヤが小さいミニベロタイプのe-bikeで、我々夫婦がグランピングに行った際に夫の相棒として大活躍してくれたモデルである。
コンパクトながらパワフルで荷物も人もしっかりスムーズに運んでくれる。夫曰く「かっこいい! 乗りやすい! いろいろカスタムできる!」だそうで、もうこの子しか見えないほど惚れ込んでいた。あの夏のグランピング旅が強烈だったのだろう。
「確かに魅力だよねぇ! 私も惹かれるんだけど、2台買うなら違うものがいいよね」と悩む。困った時は相談だ! こういう時はやっぱりe-bikeに乗りまくっていてe-bikeが好きすぎるe-bike部・清水氏に聞くしかない! 我々のe-bike旅にも何度も同行してくれ、そしてド素人の私にe-bikeのいの字から教えてくれた心強い編集マンである。
e-bike買う! 絶対に買うぞ!! 何を買う? どこで買う?
「e-bikeを買うことにしました! 1台はVektron S10は決定しているんですが、(将来の増車でもいい)私の1台は何にしようか悩んでいます」と相談した。e-bike旅であちこち走りたいこと、通勤にも使いたいこと、そんなふわっとした要望を伝えたと思う。テンション高めで雑だったかもしれないが(笑)。
日常でも使いやすくある程度どんな服装でも使えるステップインモデルが使いやすいのではないかと数台候補を見繕ってくれた。「常時多くのe-bikeが揃っていて、試乗もできて、相談にも乗ってくれるe-bike専門店にお連れしますよ! Vektron S10を買いに行くタイミングで、いろいろ見てみながら相談してみましょう」と、電動アシスト自転車専門店「モトベロ」に伺うことになったのである。
ゆっくり話が聞けるであろう開店時間に店舗に伺った。お店に向かいながら「e-bikeでどこに行きたい? トランポでいろいろ巡りたいねぇ!」とキャッキャしながら話が弾む。でも、夫に「どんなカスタマイズしたいの?」と聞いても「いろいろできるんだよ!」とふわっとした回答。
そして、私も何に乗るかと問われても「カッコいいやつ!」とこれまたふわっとした回答。こんな状態で相談しても大丈夫なのかと軽い心配と緊張と共に店舗へ足を踏み入れると、たくさんのカッコいいe-bikeが並んでいて「うわー!」と緊張よりもウキウキが優って変なテンションになってしまった(笑)。
「よろしくお願いします!」と挨拶をしてからまずは夫のVektron S10の相談から始まった。夫が「いろいろカスタムできそうで楽しそうで……」と過去の思い出補正でふわっとした気持ちを伝えると……「確かにいろいろカスタムもできますが、やはり折りたたみという特性上、それなりに制約も多いのも事実です。狭くて深いというか、それを楽しんでいる人はその制約の中でで深いカスタムを楽しんでいるからこそ、情報も深くしっかり発信されている感じですね」というような内容だった。
2人して「ほぉー!」と、グッと引き込まれた。夫に「ねぇ、折りたたむこと……ある?」と聞くと「多分、ないねー。あははは」みたいになって、そこから初めて真の要望のようなものが溢れ出てきた感じになった
そして、夫は「本当に欲しいのはこれだった!」と、Vektron S10と同じくターンのカーゴバイクモデル「HSD P9(エイチエスディー P9)」にサクッと鞍替え。たっぷり荷物も積めて純正のカスタムパーツも豊富で、夫の要望はこのモデルに詰め込まれていたのだ。私たちのような勢いだけの夫婦でも、希望に沿ったモデルをちゃんと相談できる専門家がいることの素晴らしさとありがたさを心底感じた。
将来増車する予定の私のe-bikeはどうしよう?
Vektron S10からHSD P9に変わった。折りたたみからカーゴバイクモデルに変わったけれど、夫婦間ではまったく問題ない。夫とは身長差があるため共有しやすいモデルというのに変わりがないからだ。問題は私がメインで乗るもう1台の増車候補。
そして、次は私の相棒について。この日に決めるというよりは、方向性を相談するくらいの軽い気持ちで相談する予定だった。
「夫と2人でトランポしていろいろな場所を自転車旅したい」
「日常で通勤や買い物にも使いたい」
「体力も筋力もさほどないので、夫婦で一緒に走るなら私は車輪大きいほうがいいかも」
といった希望を伝えながら、事前に提案してもらっていたステップインモデルが乗りやすそうでいいなと感じていたので、いろいろな車体を目の前に説明してもらう。どのモデルも魅力的なんだけれども、いまいちビビッと来ない。ぜんぜん焦る必要もないし、「HSD P9」の購入も決まったし、増車分は少しずつ落とし込んでいければいいかなぁと思っていた。
そんな時に「ぷーこさんはパワフルなアシストがとにかく好きですよね」と清水氏に言われて、正直ハッとした。自分の好みをすっかり忘れていた。e-bikeはパワフルなアシストが特徴だが、どこへでも連れて行ってくれるような特に力強いグッとしたアシストに心躍るのだ!
「あっ、私スカート履かないし足も上がるのでステップインモデルでなくても大丈夫です!」と急な方向転換(笑)。(やっぱりパワフルなボッシュのドライブユニットかな……)とか考えていたら、「パワフルさが好きならパナソニックのXEALT(ゼオルト)もオススメですよ」とのこと。初めて目にしたのがクロスバイクタイプの「XEALT S5」。標準装備も充実していて、カラーリングも凄いキレイ。パナソニックといえば、Gyutto(ギュット)のようなオシャレでかわいい子乗せモデルの電動アシスト自転車のイメージが強かった。まさかこんなカッコいいe-bikeがあるとは知らなかった。そして、「これ、めちゃくちゃ好きかも!」と結構ビビッと来てしまったのだ。
それを伝えると「パワフルさは確かです。でもちょっとアシスト時の音が気になるかもしれません」という回答。パワフルさゆえにモーター音も大きくなってしまう、e-bikeのメリットとデメリットもきちんと教えてもらえるのはありがたい。
ここまでは店内での相談の話。「HSD P9」は以前にキャンプで乗ったことはあるけれど、「XEALT S5」は先ほど知ったばかり。それぞれ店舗前で試乗することに。サラッと走っただけだが、これまでに受けた説明が「なるほど」とすぐに理解できた。本当に丁寧な説明だったのだと実感した。
店舗に戻って「私、これにします。一緒に購入します」と即決してしまった。「え? 本当に今決めちゃうんですか? え? え?」とモトベロのスタッフも清水氏も戸惑っているように見えたのは気のせいだろうか(笑)。「はい。直感と勢いで“これだ!”って決めたものって、ほぼ後悔したことないんです!」と謎の自信。でも本当にそうなのだ。考えるな感じろである!
勢いのまま契約へ。夫の「これだけは付けたい!」というオプションの大きなリアキャリアも追加。「カッコいいー!」と喜ぶ夫と「これで魚市場行っても発泡スチロールとか乗せれちゃうね!」と仕入れ脳になってしまう私(笑)。2人でドキドキしながら契約書の読み合わせとサイン。カスタム施工と初期整備などをしてもらい、2週間後に納車となった。帰りは「買っちゃったねー! 遂に買っちゃったねー!」ともの凄くテンション上がって、帰宅してから「お祝いに飲みに行くか!」と何のお祝いだか分からないけれど何度も乾杯した。
遂にe-bikeオーナーになる日。代官山モトベロでの納車へ
あっという間の2週間。基本的な使い方や付属品、保証に保険など丁寧に教えてもらってから晴れてe-bikeオーナーとなったのである。そのまま乗って帰りたいほどの勢いだったけれど、いきなり長距離はさすがに不安もあるのでクルマに乗せて持ち帰ることに。そもそも3年前にクルマを買い替えるタイミングで、e-bikeを2台積んでどこでも行けるようにと日産キャラバンを選んだ。やっとやっとでe-bike搬入だから、ようやく出番が来たと愛車も喜んでいるだろう(笑)。
初めての積み込み。ロープなどで丁寧にしっかりと固定していく。汗だくで搬入している夫をを前に「これは固定しやすいように荷台をDIYしなければ!」と私は青写真を描いている。だって、これから相棒たちといろいろな場所へ出かけていくのだろうから。
念願のe-bikeを購入して本当に良かった! そして、モトベロさんに相談して本当に良かった。e-bikeに詳しいだけじゃない。詳しいのは大大大前提で、要望の奥の真の要望みたいなものを引き出すのが本当に上手だったと思う。あれは営業マンでもなければコンサルでもなければ、超高度なコーチング技術なんじゃないだろうかと思った。素敵な愛車との出会いに本当に感謝! これからe-bike生活を満喫するぞー! 納車帰宅後も お互い顔がニヤけまくって「よっ! オーナー!」「よっ! カッコいいー!」などと大はしゃぎしている浮かれポンチの2人なのでありました。