家電ミニレビュー

使い捨てじゃない充電式ホットアイマスクが軽くて心地よい

RELX「ホットアイマスク」

歳のせいなんですかね、最近すぐに目がしょぼしょぼになります。人から見てもわかるレベルらしく、パソコン作業などの集中力が著しく低下するだけでなく、見た目の印象も残念な感じになっているでしょう。

こうした眼精疲労の改善に効果があるといわれているのが、目元を温めるホットアイマスクです。今回レビューするRELXの「ホットアイマスク」は、販売開始10カ月で、出荷個数2.7万個を突破し、Amazonや楽天にてカテゴリー1位を獲得しているそう。実際の使い心地や実力はどんなものなのか、レビューすることにしました。実売価格は3,990円。

本体カラーはネイビー(今回使用)、シャンパン、チャコールグレーの3種類

ホットアイマスクは、大きく3種類のタイプに分けられます。

まずは、花王「めぐりズム」のような使い捨てタイプ。封を開けるだけで発熱する簡単さで、蒸気を発生させる製品もあります。デメリットとしては、温度を調節できないことと、使い捨てなのでコストがかかる(1枚あたり100円前後)ことでしょうか。

2つ目は、電子レンジで加熱して使う電子レンジ式。繰り返し使えることがメリットですが、電子レンジがない場所では使えないのがデメリットになるでしょう。

そして、3つ目が充電式。前の2つに対して、長時間かつ繰り返し使用できることがメリットです。デメリットは、価格が数千円と高めなことです。

今回紹介するRELXの「ホットアイマスク」は3番目の充電式です。実売価格が3,990円のため、40〜50回以上使えば使い捨てタイプに対して元が取れる計算になりますが、相性が悪ければ損したと感じるでしょう。それだけに、使用感は購入前にチェックしておくべきでしょうね。

本体およびカバー、USBケーブルと布製の収納ケース、取扱説明書が付属する

本製品の最大のウリとなっているのが、カバー表地に高品質(22匁)100%シルクが使用されていること。「匁(もんめ)」って初めて知った単位ですが、数字が大きいほど生地に厚みが出て、摩擦による劣化が少なく、高級感も味わえるそうです。触ってみると、きめが細かく、さらさらとソフトな肌触りです。

本体カバー裏には、頭部に固定するためのゴムバンドとアジャスター
本体を取り外して、カバーを洗濯可能

充電式なので、バッテリーや発熱する素材が本体内部にはあるはずですが、触った印象は、飛行機の中などでよく使用される布素材のアイマスクと大きな違いは感じられません。重量は実測値で約66gで、装着しても機械的な重さを感じないほど軽いです。

本体とカバーを合わせた重量は、実測値で約66g

温熱機能のないアイマスクとの見た目の違いは、黒い電源ボタンぐらいでしょうか。ボタンの横には、USB Type-Cの端子があり、ここから充電します(ケーブルは付属しますが、ACアダプターは付属しません)。

充電は電源ボタン横のUSB Type-C端子を使用。充電時間は約2時間。充電が完了するとLEDの色が赤から青に切り替わる

電源ボタンを約3秒間の長押しすると電源が入り(加熱が開始)、短く押す度に、低温(約35℃/青)→中温(約44℃/緑)→高温(約48℃/赤)と温度設定が切り替わります。電源を入れると2〜3秒ほどで目元にあたたかさを感じ始めます。あたたかさが自然に感じられるのは、カバーのシルク素材も影響しているのかもしれません。

電源ボタンを押すたびに温度設定が低温(約35℃/青)→中温(約44℃/緑)→高温(約48℃/赤)に切り替わる

充電式のホットアイマスクは、温度設定が2段階の製品も多いですが、本製品は3段階。低温は40℃未満なので、とくに熱さに過敏なタイプの人にはおすすめです。私もそうですが、熱すぎると逆にリラックスできないんですよね。

電源を入れてから30分で自動的にオフになるので、そのまま寝入ってしまっても問題ありません。そのまま外光を遮断し続けてくれるので、飛行機などの移動時でも好都合でしょう。

30分で電源が切れるので、そのまま眠ってしまっても安心

また、ぱっと見が普通のアイマスクですので、悪目立ちもしません。フル充電時での使用可能回数は明記されていませんが、低温なら10回ほど、高温でも4回ほど使用できますし、USB充電なので出先で充電に困ることはないでしょう。

何よりも、シルク100%の肌触りが心地よく、温熱機能を使わず外光の遮断用アイマスクとしても使用できそうです。眼精疲労を回復させるためにピンポイントで使用するもよし、快適な睡眠のために使用するもよしな製品です。

小口 覺

ライター・コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。新著「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)<Amazon.co.jp>