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e-bikeもキャンプも楽しめる! 河口湖の新トレイルコースをさっそく走ってきた
2023年5月1日 12:05
MTBなどの乗り物で森の中を走り回るアクティビティが楽しめるトレイルアドベンチャー。e-bike Watchでもe-MTBの試乗などでよく走っていますが、富士山麓にある「トレイルアドベンチャー・フジ」がリニューアルオープンしました。聞けば、敷地が広くなりコースの全長は4kmになるとか。アスレチック施設の「フォレストアドベンチャー・フジ」や「&Green」というキャンプ場も併設されているとのことで、家族で楽しめそう。オープニングイベントに合わせて走りに行ってみました。
本格的なトレイルコースとアスレチックが融合した施設
新しい「トレイルアドベンチャー・フジ」がオープンしたのは中央自動車道の河口湖ICから約10分くらいの場所。東京からだと90分程度でアクセスできます。到着してみると、トレイルコースの頭上に、フォレストアドベンチャーの設備が広がっていて、何やら楽しげな空間になっていました。
トレイルコースはレベル別に3段階に分かれており、どれもスイスのトレイルビルダーが手がけたもの。初心者向けのコースは子供がキックバイクでも走れる設計になっていて、実際に小さい子が元気に走り回っていました。一番距離の長い外周を回るコースは中級向けとされていますが、少しMTBに慣れれば初めてコースを訪れる人でも問題なく走れそう。難易度は高くないのですが、MTBの魅力である上下左右の3Dな動きが体感できるコースに仕上がっていました。
トレイルアドベンチャーはレンタルMTBも子供用から大人用まで充実しているので、MTBを持っていない人でも楽しめるのが魅力。3ブランドのe-MTBも用意されているので、体力に自信がない人はもちろん、e-MTBが気になっていて実際に乗ってみたいという人にもオススメできます。
実際にコースをいろいろと走ってみましたが、ガッツリ上るような激坂こそありませんが、それなりの上りはあるので、e-MTBとの相性は良さそう。実際にこの日は所有するe-MTBで走っている人も何人かいました。
最も上級者向けのレッドトレイルでは、コース設計に関わったプロライダーによるコースの走り方の解説が行われました。ジャンプセクションも多いコースですが、実はジャンプができないライダーでも走れて、楽しめるように作ってあるとのこと。逆に飛べる選手であれば、さまざまな場所で浮遊感が味わえる作りになっていることが感じられました。
その後はレッドトレイルでのライディングセッション。プロライダーと一緒に走れる機会とあって、多くのライダーが参加。レベルによってジャンプの高さなどは違いますが、右に左に車体を切り返しながら浮遊感を楽しめるトレイルをみんな満喫していました。
アスレチックにキャンプ場も併設で家族で楽しめる
ジャンプのできるレッドトレイルはこのコースの花形ではありますが、無理してそこを走る必要はありません。「トレイルアドベンチャー・フジ」のコースは、前述のようにレベルに合わせて楽しめるように作られています。
外周を回るルート以外にも、文字どおり森の中を散策しているようなフラットなコース、木の板で作られたテクニックを練習できるセクションもあったり。この「バランスガーデン」と呼ばれるテクニカルセクションはトレイルアドベンチャーで初めて設けられたもので、参加者も楽しく遊んでいました。受付近くの広場にはパンプトラックも設置されているので、これらのコースを組み合わせると1日遊んでいられそうです。
そして、MTBコースの上の空間に、空中アスレチックが広がっているのも、このコースのユニークなところ。コースを走りながら、上から子供たちの楽しそうな声が降ってきたりするのも楽しいところです。家族連れで来て、MTBで走りたい人とアスレチックを楽しみたい人に分かれても、同じ空間で過ごすことができるのもいいですね。MTBライディングを上から見下ろせる場所というのもあまりないので、その点でも貴重な存在になりそうです。
併設されているキャンプ場は広さも十分あり、完成したばかりなのでかなりキレイ。ここに泊まって、MTBやアスレチックを楽しめば1日中森の中で過ごせます。すでにGWの予約はいっぱいだとのことですが、コースやアスレチックは楽しめますので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。