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年末年始おうち時間をアナログなゲームで楽しく。おすすめ「カード&ボードゲーム」

おすすめのカード&ボードゲームを、専門サイトの協力で紹介

今年の年末年始は、帰省も旅行もせずにおうちで過ごすという方が多いことだろう。そんな「おうち時間」を、忍耐せずに家族で楽しく過ごしたいものだ。そこで、家族全員で遊べる、カード&ボードゲームを紹介していく。

今回は、登録会員約3万人を誇るボードゲームの総合情報サイト「ボドゲーマ」ご協力のもと、レビューや評価が高く、家族4~5人でプレイするのに適したゲームをセレクト。「ボドゲ―マ」編集部 松永彩さんのおすすめポイントと合わせて紹介したい。いずれも4~5歳の小さな子供から大人まで、夢中になれるゲームばかり。ゲームで盛り上がれば、ストレスも少しは解消されるはず! この休みを機に、カード&ボードゲームの沼にハマってしまうかも。

ユニークな絵のキャラクターに名前を付けていく「ナンジャモンジャ」

子供が喜びそうな、大きな頭に手足が生えた強烈な個性を放つ「ナンジャモンジャ族」に、名前を付けていってあげるカードゲーム。カードを混ぜて積み上げた山札から、代わる代わるカードをめくっていく。出てきたナンジャモンジャに、カードをめくった人がキャラに合った名前を考えて付けて、場に重ねていく。この名前は、同じキャラが後に出てきたときのために全員が覚えておく。

既に名付けられているキャラが再びめくられたとき、それに気づいた人は、付けられた名前を呼ぶ。一番早く正しい名前を言えた人が、それまで場に溜まったカードを獲得。最終的にカードを一番多く持っていた人が勝ちだ。

ナンジャモンジャ

「ボドゲーマ」編集部のおすすめポイント

お互いに付けたユニークな名前を呼び合いながら、わいわいと楽しめます。「ナンジャモンジャ・シロ」と「ナンジャモンジャ・ミドリ」、それぞれ種類の異なるナンジャモンジャたちが12種類ずつ入った2つのパッケージがラインナップされていますよ。1つのパッケージでは2~6人で遊べて、2つのパッケージを混ぜると最大12人まで遊べちゃいます

メーカー:すごろくや
製品名::ナンジャモンジャ
価格:1,430円(税込)
対象:4才~大人
人数:2~6人用

強烈な個性を放つナンジャモンジャに名前を付けていく

みんなで協力して立体的な街を作り、インスタ映えする写真を撮る「フォトムズ」

プレイヤー全員で「動物たちの溢れる理想の街」を、建物カードをテーブルの上に配置して作り上げる。その街をスマートフォンなどのカメラ機能を使って撮影する協力ゲーム。各プレイヤーに配られた「目標カード」に描かれた全ての動物たちを、街並みと一緒に写真に写し込めればミッションクリア。なかには写真に入ってはいけない動物もいるため、うまく建物で隠す必要もある。写したい動物と写したくない動物を上手に配置するのが意外と難しく、プレイヤー同士でわいわいと盛り上がれるゲーム。

フォトムズ

「ボドゲーマ」編集部のおすすめポイント

飛び出す絵本のように街を作っていき、スマートフォンで撮影する協力ゲーム。プレイヤーが、それぞれ座っている位置からの見え方の違いを、うまくコミュニケーションする楽しさや難しさが醍醐味です。

メーカー:ディアシュピール
製品名:フォトムズ
価格:2,800円(税込)
対象:6才~大人
人数:2~6人用

建物カードをテーブルの上に配置していく

予測不能の飛行機の動きにハラハラドキドキ「くるりんパニック・リターンズ」

空賊からニワトリを守ることをテーマとしたアクションゲーム。くるくると回りながら攻撃してくる空賊(飛行機の模型)を、手元のペダルを叩くことで跳ね飛ばす。跳ね飛ばすことで、プレイヤーの前にあるニワトリを守りながら、同時に他プレイヤーへ攻撃もできる。ニワトリを最後まで守りきったプレイヤーが勝ちとなる。

くるりんパニック・リターンズ

「ボドゲーマ」編集部のおすすめポイント

手元のペダルを叩くだけの簡単操作ですが、予測しきれない空賊(飛行機)の動きに、プレイヤーがハラハラします。2人、3人、4人、6人で遊べます。

メーカー:アークライト
製品名:くるりんパニック・リターンズ
価格:3,800円
対象:4才~大人
人数:2~6人用

くるくると回ってくる予測不能の飛行機を、手元のペダルを叩いて跳ねのける

数学の概念「トポロジー」を、誰でも遊びながら理解できる「トポロメモリー」

日本語では「位相幾何学」と訳されることの多い「トポロジー」。そんなトポロジー的に同じ図形のカードのペアを早く見つけ出せるかが勝負の決め手となるゲーム。「トポロジー」とは、図形を「構成するパーツの数」と「穴の数」だけで区別する数学の概念。例えば、「ドーナツ」と「コーヒーカップ」の図形は、パーツの数が1つ、穴の数が1つなので同じ図形。「〒」マークと「33」は、パーツの数が2つで穴の数が0なので同じ図形だ。

このゲームでは、54枚のカードをよく混ぜて、裏向きにして山札を作る(プレイに使うカード数は53枚)。プレイヤーが順に山札をめくって、表向きに場へ置いていく。場に、トポロジー的に同じ図形のカードのペアを見つけたら、両方のカードを手で押さえる。山札がなくなった時点で、一番多くのペアをゲットしているプレイヤーが勝者となる。

トポロメモリー

「ボドゲーマ」編集部のおすすめポイント

トポロジーという数学の概念を、誰でも遊べる、かるたに落とし込んだゲームです。トポロジーの考え方を理解するのにつながっていきますよ。人気のため、2作目、3作目も発売されています。

メーカー:バンソウ
製品名:トポロメモリー
価格:2,000円
対象:5才~大人
人数:2~5人用

トポロジー的に同じ図形のカードを一番早く見つけ出す

神経衰弱のような追いかけっこゲーム「にわとりのしっぽ」

しっぽのあるニワトリのコマが、イラストの描かれたコースタイル(卵形のカード)を回りながら他のニワトリを追いかけていくゲーム。中央には、コースタイルと同じイラストの描かれた農場タイル(六角形のカード)を伏せて置いておく。自分の番には、農場タイルをめくり、自分のニワトリのひとつ前のコースタイルと同じ柄を出せば進むことができる。一度めくった農場タイルは再び伏せておく。その後も続けて農場タイルをめくることができ、コースタイルと異なる絵柄の農場タイルをめくってしまったら次のプレイヤーの番となる。

他のニワトリを追い抜くためには、追い抜きたいニワトリの前にあるコースタイルと同じ絵柄の農場タイルを見つけ出す必要がある。そして他のニワトリを追い抜くと、相手のしっぽをゲットできる。他のプレイヤーのしっぽを、全てゲットしたプレイヤーが勝者となる。

にわとりのしっぽ

「ボドゲーマ」編集部のおすすめポイント

神経衰弱のような要素を合わせ持った、おいかけっこゲームです。木でできたニワトリのコマは、肌さわりがよく、触っていると落ち着きますよ。

メーカー(販売元):メビウスゲームズ
製品名:にわとりのしっぽ
価格:6,000円(税込)
対象:4才~大人
人数:2~4人用
所要時間:20分

裏向きに置いた六角形のカードのイラストを記憶して、おいかけっこしていく

スピード勝負、多彩なミニゲームでも遊べる「ドブル」

8つのイラストの描かれた55枚のカードを用いて、観察力と反射神経を使う5種類のゲームが楽しめるカードゲーム。どのカードでも、必ず他のカードと同じ絵柄が1つだけ描かれている。代表的な遊び方としては、まずプレイヤーに1枚ずつ裏向きにしたカードを配る。余ったカードは山札にしてプレイヤーの真ん中に、表向きに置く。これで準備は完了。

「せーの!」で配られたカードを開き、山札の一番上のカードの絵柄と、開いたカードの絵柄との共通点を探し出す。見つけたら、共通のイラストの名前を叫びながら、山札の一番上のカードを取る。カードを取ると、次のカードのイラストが見える。また共通のイラストの名前を呼びながら、山札の一番上のカードを取る。どんどん続けていき、山札のカードがなくなったらゲーム終了。その時点で、最も多くのカードをゲットしたプレイヤーが勝ちだ。そのほかにも、いくつかのミニゲームがあり、多彩な遊び方が可能。

ドブル

「ボドゲーマ」編集部のおすすめポイント

スピード勝負で、同じイラストを見つけ出していくゲームです。遊び方が5種類あるので、飽きずにサクッと遊べます。また、オリジナルのドブルのほかにも、ドラえもん版やアナ雪版もありますよ。

メーカー(販売元):ホビージャパン
製品名:ドブル日本語版
価格:1,800円
対象:6才~大人
人数:2~8人用
所要時間:15分

同じ絵柄を誰よりも早く見つけていく観察力と反射神経を競う

河原塚 英信