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パナソニック初のロボット掃除機、三角形の「RULO(ルーロ)」
(2015/1/22 15:33)
パナソニックは、三角形状のロボット掃除機「RULO(ルーロ) MC-RS1」を、3月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は10万円前後(税抜)。
独自の三角形状を採用したロボット掃除機。三角形の角が部屋の隅に入り込み、サイドブラシでゴミをかき取って、部屋の隅や壁際までしっかり掃除する。同社の調査によると、ロボット掃除機の使用者のうち約46%が、部屋の隅のゴミ取れに不安を持っているという。こうした不満点を解消することに着目し、掃除性能を高めた製品を開発した。
製品名の「ルーロ」は、ドイツの機械工学者「フランツ・ルーロー」が開発した定幅図形「ルーローの三角形」を由来とする。正方形の中を回転できる「ルーローの三角形」の特性を活かし、狭い場所でもスムーズに方向転換できる。
2本のV字ブラシとワイドな吸込口でゴミをしっかりキャッチ
センサーには、目に見えない微細なゴミまで検知する「ハウスダスト発見センサー」を搭載。ゴミの量に応じてパワー制御し、ゴミが多いときは走行スピードが変化したり、往復走行で掃除する。本体にはランプが備えられ、ハウスダストが多いと赤点滅、キレイになったら緑点灯で知らせる。
集じん機能では、本体の両端にV字ブラシを2本搭載。幅180mmのワイドな吸込口を前方に配置し、サイドブラシで集めたゴミを吸い込み口の中央にかき入れる。フローリングの細塵を除去できる「マイナスイオンプレート」も搭載し、家庭用掃除機で培った技術も応用している。
走行方式は、ゴミのたまりやすい部屋の隅や壁際を重点的に走る「ラウンド走行」と、部屋の内部を効率よく走る「ランダム走行」を採用。2つの走行を使い分けて、部屋全体を効率よく掃除する。走行システムには、壁との距離や障害物を認識する「赤外線センサー・超音波センサー」と、方向を認識するジャイロ制御が利用されている。
機能面では、掃除したい場所から重点的に掃除をする「エリアメモリー」を搭載。あらかじめ記憶させた場所へ走行させることで、掃除をしたい場所から始められ生活空間に合わせた掃除ができる。このほか、落下防止センサーや、約20mmまでの段差乗り越え機能も備える。
運転モードは「自動/念入り/スポット/エリアメモリー」の4つ。
本体サイズは、330×325×92mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3.0kg。充電時間は約3時間。連続使用可能時間は約60分。バッテリーはリチウムイオン電池。電池寿命は、繰り返し放充電で1,500回。消費電力は約33W。本体カラーはホワイトとブラック。