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日立、最小消費電力1.6WのDCモーター扇風機

~リビング扇、スリムファンにも新型投入

ハイポジション扇 HEF-DC1000

 日立リビングサプライは、最小消費電力1.6WでDCモーターを搭載した扇風機「ハイポジション扇 HEF-DC1000」を4月下旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は19,800円前後。

 風の切れ目が少なく、優しい風を送り出す8枚羽根のハイポジションタイプの扇風機。同社として初のDCモーターを採用した点が特徴で、DCモーターの低速回転により、微風運転や風量の細かな調節ができるようになった。風量は8段階から調節でき、消費電力は1.6W~21Wに抑えている。

 機能面では、45/70/90度の3段階の左右首振り機能、1~9時間の間で1時間ごとに設定できるON/OFFタイマーを備えた。

 風向き角度は上方に約90度。同社では、天井付近の空気を撹拌できるので、風通しの悪い天井の隅や、冬の暖房使用時に天井付近にたまった暖かい空気を撹拌する際にも便利としている。

風向き角度は上方に約90度まで調節可能。天井付近の空気を撹拌する
横から見た状態

 運転モードは、「リズム風」と「おやすみ運転」を搭載。リズム風では、「微/弱/中/強」の各風量設定に合わせて風量をリズミカルに変化させる「通常」パターンのほかに、風量の変化を抑えた「やわらか」パターンも用意している。また好みでタイマー設定も可能。一方のおやすみ運転は、風量が8段階中「5」の状態から、設定後約20分ごとに風量が1段階ずつ下がっていく。運転時間は約2時間で、風量やタイマーも組み合わせて設定できる。

リズム風には「通常」パターンと風量の変化を抑えた「やわらか」パターンを用意
風量が少しずつ下がっていき停止する「おやすみ運転」

 操作は本体台座部のタッチキーか、付属のリモコンから行なう。リモコンは本体に収納できる。

台座部の操作パネルはタッチキー式
リモコンも付属する

 使い勝手の面では、就寝を妨げないよう、ON/OFFタイマーや「おやすみ運転」設定時には表示パネルの明るさを暗くして、動作時の電子音を消すという配慮もなされている。本体には持ち運びやすい「大型ハンドル」を備えている。

 安全面ではチャイルドロック機能や指が入りにくい「保護リング付きガード」を搭載している。

 本体サイズは約371×360×810~1,100mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約4.9kg。羽根径は30cm。コードの長さは約2.2m。

ACモーター採用の扇風機や、タワー型も登場

 扇風機の2013年モデルとして、ほかにACモーター採用の扇風機「ハイポジション扇 HEF-800HR」、「リビング扇 HEF-80R」、「リビング扇 HEF80M」、縦型扇風機「スリムファン HSF-700」の4機種も発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は順に12,800円前後、7,480円前後、6,480円前後、11,800円前後。

ハイポジション扇 HEF-800HR、リビング扇 HEF-80R、リビング扇 HEF80M
縦形扇風機 スリムファン HSF-700

 8枚羽根の扇風機「ハイポジション扇 HEF-800HR」と、5枚羽根の「リビング扇 HEF-80R」および「リビング扇 HEF80M」は共通して、風量を「微風(うちわ風)」から「強風」まで4段階から選べる。HEF-80RとHEF80Mの主な違いは、リモコンの有無では、HEF80Mではリモコンが付属しない。

 ハイポジション扇 HEF-800HRの本体サイズは約371×360×810~1,100mm(同)。本体重量は約4.6kg。

 「リビング扇 HEF-80R」と「リビング扇 HEF80M」の本体サイズは約371×360×735~950mm(同)。本体重量は順に約3.9kg、約3.8kg。

 縦型扇風機「スリムファン HSF-700」は、本体内のルーバーが動いて風向きを変える「内部スイング構造」を採用し、本体が回らないため動きが気にならないという。風量は「微風/弱/中/強」の4段階から選べる。本体サイズは280×940mm(直径×高さ)。本体重量は約3.9kg。

小林 樹