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パナソニックのHEMS、2段階FIT制度でもっと節約
2025年10月9日 11:05
パナソニック エレクトリックワークス社は、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)の中核機器「AiSEG3」を、2026年1月21日にバージョンアップ。また同日、新たな専用アプリ「AiSEGアプリ」の配信を開始する。
バージョンアップでは、2段階FIT制度に対応した太陽光発電の効率的な自家消費・売電を自動で切り替える「AIソーラーチャージPlus機能」を搭載する。同機能は、2段階FIT制度による売電単価の変化を踏まえて、売電単価が高い時は電気を売り、売電単価が低い時は自家消費をするよう制御。よりユーザーに金銭的なメリットがあるようにコントロールするという。
詳述すると、2段階FIT制度では、1年目から4年目までは売電単価が高く、自家消費よりも売電した方が電気代を安く抑えられる。だが、5年目以降は売電単価が安くなるため、売電よりも自家消費を促す方が、電気代を安く抑えられる。「AIソーラーチャージPlus機能」を使えば、こうした切り替えが自動で行なわれる。また、売電単価の切り替わるタイミングを前もって登録しておけば、制御モードの変更し忘れを防止でき、AiSEG3が電気の使い方を賢く制御する。
AiSEG3がMatter規格に準拠することで、同機とスマートスピーカーとの接続設定が容易になるという。Matter規格に対応することで、AiSEG3とスマートスピーカーとの直接接続(ローカル接続)が行なえ、これまでの煩雑な設定が不要になることで、容易な接続が可能になる。
そのほか、「無線LAN設定引越し機能」を新搭載。同機能は、施工時にAiSEG3のルーター情報を、竣工後、新たに設置したルーターにそのまま引き継げる機能。従来、入居後に必要だった無線LAN機器とルーターとの再接続が不要になり、AiSEG3と竣工後に設置したルーターを接続してデータ移行するだけで、自動的に各機器とルーターが接続されるようになる。
新たにシンプルで操作しやすい専用アプリ「AiSEGアプリ」が利用できる。例えば、アプリからエアコンの起動を行なう際、現行アプリでは画面遷移が6回必要だが、新アプリでは画面遷移が3回で済む。また、機器操作の際、現行アプリでは画面を遷移するごとに状態取得による画面ロックが発生するが、新アプリでは画面ロックの時間が減り、スムーズに操作できるようになる。





