ダイキンのエアコン「うるさらX」もっと節電に

ルームエアコン「うるさらX(Rシリーズ)」

ダイキン工業は、起動時と安定運転時の省エネ性を高めたルームエアコン「うるさらX(Rシリーズ)」を、11月1日に発売する。適用畳数6畳の「AN226ARS-W」から、29畳の「AN906ARP-W」までの10機種をラインナップ。価格はオープンで、市場想定価格は29万円前後〜49万円前後。

省エネ性に優れた同社ルームエアコン「うるさらX(Rシリーズ)」の2026年モデル。室外機の熱交換器と圧縮機を改良することで機器性能を向上させ、業界トップクラスの通年エネルギー消費効率(APF)を実現。一般的なルームエアコンの設計上の標準使用期間10年を過ぎた同社機種と比べ、年間消費電力量を約8%削減するという。

室外機の性能を向上させ、業界トップクラスのAPFを実現

さらに、室温が安定した環境で無駄のない運転を実現した「プレミアムPIT制御」と、設定温度までの到達時間は従来モデルのまま、エアコン起動時の消費電力を抑える「エコブースト制御」を新搭載。快適性を損なうことなく省エネ性を向上させている。

また、外気温が35℃以上の環境でエアコンを起動した場合、室内の温度を大風量で素早く下げる「猛暑時スピード気流」も新たに搭載。部屋の中央付近に向かって涼風を届けることで、従来の冷房運転と比較して設定温度到達までの時間を約17%短縮可能としている。

部屋の中央に冷房気流を集中させる「猛暑時スピード気流」を搭載

このほか、室温が28℃以上になると自動で冷房を開始する(14℃以下になると自動で暖房を開始する)「室温パトロール」機能や、乾燥しやすい冬の室内を無給水加湿で快適にする「うるる加湿」なども継続して搭載する。

子供や高齢者のいる家庭に役立つ「室温パトロール」

【ラインナップと市場想定価格】
「AN226ARS-W」(単相100V) 6畳(2.2kW)　29万円前後
「AN256ARS-W」(単相100V) 8畳(2.5kW)　31万円前後
「AN286ARS-W」(単相100V) 10畳(2.8kW)　33万円前後
「AN366ARS-W」(単相100V) 12畳(3.6kW)　35万円前後
「AN406ARS-W」(単相100V)、「AN406ARP-W」(単相200V) 14畳(4.0kW)　各36万円前後
「AN566ARP-W」(単相200V) 18畳(5.6kW)　39万円前後
「AN636ARP-W」(単相200V) 20畳(6.3kW)　42万円前後
「AN716ARP-W」(単相200V) 23畳(7.1kW)　44万円前後
「AN806ARP-W」(単相200V) 26畳(8.0kW)　46万円前後
「AN906ARP-W」(単相200V) 29畳(9.0kW)　49万円前後