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シャープ、省エネ27年度基準クリアしたエアコン。カビ徹底して防ぐ

カビから赤ちゃんを守る「First Air」がコンセプトのエアコン

シャープは、防カビ性能を高めたエアコン「Rシリーズ」8機種を2月26日より順次発売する。価格はオープンで、市場想定価格は26万円~36万円前後(6~30畳向け)。20~30畳向けの「AY-U40RL2」は30万円前後。いずれも2027年度の新しい省エネ目標基準を達成している。

エアコンを取り巻く直近の動向として、猛暑、高断熱住宅の普及拡大などに着目。猛暑でエアコンの使用頻度が増える一方、高断熱化によりカビ予防など空気の清潔さへのニーズが高まると予測している。

エアコンの清潔さを徹底

エアコンの中でも特にカビが多く集まる場所がファンであることを同社は挙げる。

真菌類研究の権威である県立広島大学の森永力名誉教授監修のもと検証したところ、エアコン内部で特にカビが多く発生するのはファンだった。そこで、カビの増殖を抑制する「防カビカラッとファン」を新たに搭載。業界で初めて、ファンに「超親水ナノコーティング」を施した。

このコーティングは、カビの除菌性能を持つだけでなく、ファンの表面に残った水分を薄く広げる超親水性により、乾燥時間を約60%短縮、カビ増殖の主な原因となる水分やホコリの付着を抑制。ファンのカビを除菌することをテストにより検証した。

左側半分が「防カビカラッとファン」のコーティングを施して7カ月使用したもの。右側と比べると大きな違い

初の生成AI対応。ハチの羽根を応用したファン

エアコンで初めて、生成AIサービスに対応したのも特徴。「COCORO HOME」アプリ内の「COCORO HOME AI」から、エアコンの使い方や手入れ方法などの質問を文字入力すると、取扱説明書や製品FAQなどのデータベースをもとに自然な言葉で回答する。運転モードの提案時には、回答とともに設定画面に誘導する。

生成AIに対応

エアコンにおいて今後争点となる「2027年問題」にも対処し、8機種すべてで2027年度を目標とする新省エネ基準を達成した。なお、他のシリーズについても年内に順次対応する予定だという。

室内機は、部屋のサイズに合わせた2つのシャーシで展開。昨今の電気代や物価の高騰を受け、省エネに対するニーズが一段と高まっていることから、寝室など小部屋での使用に適した「AY-U25RS」「AY-U22RS」では、本体の奥行と高さを抑えたコンパクトサイズに設計。新省エネ基準を満たしながら、2.2kW~2.5kWクラスで業界最小とする高さ249mmと、コンパクトな奥行きを実現した。

室内機は2サイズ展開
手前がコンパクトサイズを実現した「AY-U25RS」「AY-U22RS」

上位機6モデルの室内機のファンには、同社独自のネイチャーテクノロジーにより、新たに「マルハナバチの羽根」の断面形状を応用した。

マルハナバチの羽根の断面は、先端が丸く平坦な形状をしており、羽根の周りの凹凸部分に渦を発生させることで、摩擦抵抗をなくし、空気の流れをなめらかにする特徴がある。新しいファンにもこの羽根の形状を応用することで、渦の発生箇所を制御し、安定した空気の流れを実現。送風効率を、従来ファン搭載時と比べて約4%向上させて省エネ性を高めた。

【ラインナップと発売日、市場想定価格】
3月12日発売
AY-U71RL2(冷房20~30畳) 36万円前後
AY-U63RL2(17~26畳) 34万円前後
AY-U56RL2(15~23畳) 32万円前後
AY-U40RL2(11~17畳) 30万円前後
AY-U36RL(10~15畳) 29万円前後
AY-U28RL(8~12畳) 28万円前後

2月26日発売
AY-U25RS(7~10畳) 27万円前後
AY-U22RS(6~9畳) 26万円前後