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東芝のエアコン、暖房を連続10.5時間運転できて寒冷地に強い
2025年9月3日 16:30
東芝ライフスタイルは、最大10.5時間の連続暖房運転が可能な暖房強化型エアコン「あったか大清快 DRNUシリーズ」を、9月下旬に発売する。ラインナップは、主な適用畳数が10畳の「RAS-282DRNU」、同14畳の「RAS-402DRNU」、同18畳の「RAS-562DRNU」、同20畳の「RAS-632DRNU」。価格はオープン。市場想定価格は339,000円前後~405,000円前後。
寒冷地域での暖房運転は、室外機に付着した霜を取り除くために運転を一時停止して除霜(霜取り)運転を行なうことがある。この除霜運転中は室温が下がるため、快適性が損なわれる点が課題だった。
新製品では、新開発の除霜技術「AIデフロスト・テクノロジー」を搭載。Aiが室外機の着霜量をリアルタイムで判定し、霜が付き始めの溶かしやすい段階で暖房運転を止めずに素早く除去。除霜中も吹き出し温度は約40℃以上をキープし、最大10.5時間の連続運転を可能にした。
好みのタイミングで除霜運転ができる「除霜」モードを新搭載。暖房使用前にあらかじめ除霜を行なっておくことで、運転中に発生する除霜運転を抑えられる。
-7℃の極低温下においても定格暖房能力を上回る7.0kW以上を発揮。外気温-25℃の環境でも運転が可能だ。
暖房運転中にリモコンの「高温風」ボタンを押すだけで、一定時間、最大60℃の高温風を吹き出す「高温風モード」を新搭載。帰宅直後や着替えの時など、一時的にしっかり暖まりたい時に便利だ。
通常、暖房運転開始時には室内機の予熱が必要なため、温風を吹き出すまでに時間がかかる。入タイマー利用時に活用できる「予熱設定」機能を新たに搭載した。同機能をオンにしておくことで、運転開始時刻の前に室内機を加温し、設定時刻と同時に温風を吹き出すことができる。
風当たりを和らげる「無風感ルーバー」を、新形状にしたうえで搭載している。同機能は、吹き出し口に搭載している「無風感ルーバー」にある無数の穴を通り抜けた気流と、通常の気流がぶつかることで風を拡散し、風当たりを和らげる技術。
新モデルでは、同ルーバーの穴の形状を丸形からダイヤ形に変更し、加えて、穴の一つひとつに傾斜をつけた。ルーバー中央の穴は正面を向き、両端に向かうにつれて外側に傾くように設計。これらの改良により気流の抜け方が従来よりも不均一になり、より拡散しやすい風を作り出せるようにした。その結果、吹き出し口から2.5m離れた位置での平均風速を約30%低減させ、より自然で柔らかな風当たりを実現している。
室内機の本体サイズは798×386×295mm(幅×奥行き×高さ)、室外機は863×320×713mm(同)。
「大清快」のフラッグシップモデルも10月下旬に発売
「大清快」のフラッグシップモデル「V-DRシリーズ」9機種も10月下旬に発売する。適用畳数6〜26畳の9機種をラインナップし、価格はオープンで、市場想定価格は295,000円前後~438,000円前後。
気流を拡散する効果を向上させた、改良版の「無風感ルーバー」を搭載している。
室内機の本体サイズは798×386×295mm(幅×奥行き×高さ)、6/8/10畳用の室外機は780×290×713mm(同)



