ニュース
ダイキン「床置きエアコン」足元暖かく、遠くまで温風届く
2025年3月18日 14:35
ダイキン工業は、足元に沿わせた温風を遠くまで届ける「床置形ハウジングエアコン」を、5月19日に発売する。スタンダードな「Vシリーズ」のほか、「うるる加湿」を搭載した「VRシリーズ」、外気温-25℃に対応する寒冷地向けの「VDシリーズ」の3シリーズをラインナップ。価格は459,000円〜934,000円。本体カラーはホワイトとグレイッシュブラウンの2色。
室内機の上側と正面下側に吹出口を配置。ふたつの気流を制御して部屋を包み込むように冷暖房する。さらに新搭載の「足元暖房気流」は、気流を正面下側の吹出口に集中させることで、顔などに風が当たる不快感を軽減し、足元のより遠くまで温風を届ける。
「足元暖房気流」で吹き出す温風は、同社によれば一般的な石油ファンヒーターと比べて約1.6倍の距離まで届き、天井側への上昇も抑えられる。また、「高温風モード」は、風量を抑えることで吹出温度を最高55℃まで上げて、室内機の近くを集中的に暖める運転が行なえる。
そのほか「VRシリーズ」は、給水の手間をかけずに加湿ができる「うるる加湿」機能を搭載。室外機に搭載された加湿ユニットが、屋外の水分と新鮮な空気を取り込みながら加湿する。
室内機本体とフロントパネルの段差をなくし、シンプルな一体型の形状にすることでインテリアに調和しやすいデザインに仕上げた。フラットなフロントパネルには、目立ちにくいスリット形状の吸込口が配置され、拭き掃除などの手入れのしやすさとデザイン性を両立している。
機器の上面には、運転モードを知らせるマルチモニターランプを配置。ユーザーはマルチモニターランプの色の変化によって、直感的に運転モードを把握できる。
本体がコンパクトな形状のため、キッチンカウンターや家具などの下にも収まる。また、通常の床置き以外にも、床上12cmの高さまで室内機を浮かせた「壁掛け設置」も可能。そのほか室内機の背面部を壁に埋め込む「半埋込設置」にも対応し、露出部を抑えて圧迫感を軽減できる。