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7.98cmの超薄型ロボット掃除機がRoborockから 4cmの段差乗り越える

Roborock Saros 10

Beijing Roborock TechnologyとSB C&Sは、ロボット掃除機のフラッグシップモデル「Roborock Saros 10(ロボロック サロス イチゼロ)」を6月6日に全国のヤマダデンキおよびヤマダウェブコムで発売。5月27日より予約受付を開始する。価格はオープンで、市場想定価格は285,780円。

本体高さが7.98cmの超薄型設計で、今まで入れなかった家具下の狭いすき間にも入って掃除できるようになった。薄型でありながらRoborock史上最高の22,000Paとパワフルな吸引力、水拭き機能も備え、微細なホコリから液体、乾いた汚れまできれいに掃除。前輪を自動で持ち上げ、最大4cmまでの2層の段差(1層の段差は最大3cmまで)を乗り越えることもできる。

最大4cmまでの2層の段差(1層の段差は最大3cmまで)を乗り越える

自動昇降式のLDSレーザーセンサーと、上方向のToFセンサーを搭載し、高精度のマッピングを実現。ToFセンサーが空間の高さを測定し、家具下などに入る際はLDSレーザーセンサーを本体に格納。格納時でも左右100度までセンサーが捉え、スムーズに走行するという。傾斜も検知し、無理に進入して本体や家具が傷付くことを防ぐ。

自動昇降式のLDSレーザーセンサーと上方向のToFセンサーを搭載
通常走行時はLDSレーザーセンサーが上昇した状態
低い場所に入るときはセンサーが格納され、高さ7.98cmに

物体を検知するストラクチャードライトとRGBカメラも搭載。物体検知の視野を大幅に改善し、108種類の小さな物体(幅3cm×高さ3cm以上)を認識・回避。また本体側面側にある障害物との距離も測定し、回避しながら家具や物体の際まできれいに掃除する。

四隅を検知して自動で伸びるサイドブラシを搭載。従来のブラシでは届きにくい隅に落ちたホコリもかき出し、四隅のカバー率は100%としている。さらに、壁際0.51mmまで近付いて水拭きを行なう「壁キワ用モップ」も備える。

2つに分かれたらせん状のメインブラシと、弧状デザインの非対称なサイドブラシによる「デュアル毛がらみ防止ブラシ」を採用し、髪の毛やペットの毛が絡まりにくくしている。ブラシがかき取った髪の毛はダストボックスの中央へ導かれ、吸引される。

2つに分かれたらせん状のメインブラシを備える。左側の小さなドーナツ状のモップが「壁キワ用モップ」

水拭きモップの自動取り外しでカーペット濡らさない

水拭きモップは最大毎分4,000回の高速振動と、8Nの加重で力強い水拭き性能を発揮。モップの振動エリアは26%拡大し、汚れを取りこぼすことなく全体をきれいにすることができる。

最大毎分4,000回の高速振動と8Nの加重でパワフルに水拭き

充電ドックには、ロボット掃除機本体が集めたゴミを溜めておく紙パック式のゴミ収集機能に加え、モップの80℃温水洗浄、乾燥、給水、洗剤投入機能を搭載。新たにモップの取り外し機能が備わり、吸引掃除のみでモップが不要な場合にドックがモップを自動で取り外すため、カーペットを濡らす心配なく掃除可能。

ドックには捨てる際にホコリが舞いにくい紙パックを備える

アプリでは掃除ルートや吸引力、水量の調整ができる。また時間帯ごとに静音モードを設定したり、キッチンや洗面所の掃除後にモップを洗浄するように指定するなど、細かなカスタマイズが可能。ロボット掃除機のカメラを用いたリアルタイムビデオ通話や見守り機能も搭載する。このほか、Wi-Fiに接続できない部屋でも使用できるインテリジェント音声アシスタントを搭載し、掃除の開始やモード変更などを音声で操作可能。

本体サイズは350×353×79.8mm(幅×奥行き×高さ)、ドックのサイズは409×440×470mm(同)。

Roborockのイメージキャラクター・Rocky