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2014年の家電販売台数は、増税前と後で大幅に変動
(2015/2/10 14:27)
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは、2014年の家電およびIT市場の販売動向の発表した。
2014年の家電製品の国内小売額は、前年比1.2%増の7兆5,400億円。IT関連商品や、薄型テレビなどの生活家電がけん引したという。
白物家電では、冷蔵庫とエアコンの販売台数が前年割れ、洗濯機や掃除機はプラス成長を維持している。なお、平均単価の上昇により、金額ベースでは多くの生活家電カテゴリーが前年を上回った。
前年割れをした冷蔵庫とエアコンは、消費増税前の第1四半期は販売台数において大幅に伸長したが、その反動から4月以降は前年割れが続いた。
製品別の販売台数で見ると、冷蔵庫は前年比4%減の488万台。第1四半期は前年比39%増で大幅に増えたが、以降は前年割れが続いた。
エアコンは前年比9%減の830万台。第1四半期は前年比58%増を記録したが、以降は全ての月で前年を下回った。
プラス成長をした洗濯機は、前年比1%増の532万台。縦型がけん引し、安定した推移となった。
掃除機は拡大が続き、前年比6%増の931万台。スティックやハンディタイプが好調で、キャニスターやロボット掃除機はマイナス成長となった。