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増税と天候不順で、2014年の家電出荷金額は2年ぶりのマイナス

 日本電機工業会(JEMA)は、2014年暦年および、2014年12月の国内出荷実績を発表した。2014年の家電出荷金額は、対前年比0.9%減の2兆2,685億円で、2年ぶりのマイナスとなった。

 マイナスとなった原因には、2014年4月の消費増税後の反動と、夏の台風や天候不順の影響が挙げられている。しかし、消費者の白物家電に対する消費マインドの底堅さは継続しており、過去10年で見ると最高水準であった2013年に次ぐ出荷金額であった。

 また、12月単月の出荷金額は、前年同月比10%減の2,180億円で3カ月連続のマイナスとなった。製品別で見ると、ルームエアコンが13%減の510億円で8カ月連続のマイナス。冷蔵庫が20.3%減の367億円、洗濯機が11.4%減の306億円で、ともに3カ月連続のマイナスとなった。

2014年(暦年)の電気製品の出荷金額推移

西村 夢音