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増税の影響で、2014年度の家電出荷金額は3年ぶりのマイナス

 日本電機工業会(JEMA)は、2014年度および、2015年3月の国内出荷実績を発表した。2014年度の家電出荷金額は2兆1,255億円、対前年度比87.8%で、3年ぶりのマイナスとなった。

 マイナスとなった原因には、2014年4月の消費増税後の反動と、夏の台風や天候不順の影響が挙げられている。しかし、消費者の省エネ、節電志向による白物家電に対する消費マインドの底堅さは継続しており、過去10年の平均値(2兆1,065億円)は上回っている。

 また、2015年3月の出荷金額は、前年同月比79.1%の1,914億円で6カ月連続のマイナス。製品別で見ると、ルームエアコンが18.3%減の552億円で11カ月連続のマイナス。冷蔵庫が32.6%減の360億円、洗濯機が25.6%減の275億円で、ともに6カ月連続のマイナスとなった。

2014年度の電気製品の出荷金額推移

鈴木 恵理