パナソニック、蛍光灯に比べて約30%節電できる一体型LEDベースライト

 パナソニック電工は、蛍光灯に比べて消費電力を約30%低減できる「EVERLEDS(エバーレッズ) 一体型ベースライト」を12月より発売する。ストレートタイプ、スクエアタイプ、システム天井タイプの3種類で、全68品番が用意される。昼白色・白色は12月1日より、温白色・電球色・FLR110形は2012年2月1日よりそれぞれ発売される。

 希望小売価格はストレートタイプ(42品番)が47,250円~120,750円、スクエアタイプ(24品番)が68,250円~120,750円、システム天井タイプ(2品番)がオーダー制となる。

ストレートタイプ 直付型乳白パネルスクエアタイプ 埋込型口600タイプ

 オフィスや施設向けの一体型のLEDベースライト。オフィス向けなどの高出力タイプのLED照明器具では、省エネ性と演色性の両立が難しく、従来は省エネ性を優先させてきた。新製品では、低劣化・高放熱・高反射のセラミック基板をLEDモジュールに採用。これにより、高出力タイプの蛍光灯照明器具と同等以上の明るさで、Ra84と高い演色性を実現している点が特徴。

 また、高効率型(2品番)では、高出力タイプの蛍光灯照明器具に比べ、明るさは約14%向上しながらも、消費電力は約31%低減。100lm/W以上の省エネ性を備えながら、Ra80以上の演色性も兼ねる。

 本体デザインでは、本体幅を従来より約62%カット。コンパクト設計のLEDユニットにより、途切れのない連続した光を実現するという。

 パナソニック電工では、サイズや形だけでなく、光色やパネルも好みに合わせて選べるほか、別売りの「明るさセンサ」と組み合わせることで、さらなる省エネが可能としている。明るさセンサは外光に応じて明るさを自動で調節するもので、器具と組み合わせて使用する。





(阿部 夏子)

2011年11月29日 16:58