ニュース

仕事の合間にトラック内で瞑想? 「瞑想体験車両」パナソニックら開発

移動式の瞑想体験車両「(MU)ROOM Ride」

パナソニックグループ、chicabi(チカビ)、一般社団法人関西イノベーションセンターは、パナソニックが開発したマインドフルネスアクティビティを提供するソリューション「(MU)ROOM」を応用し、移動式の瞑想体験車両「(MU)ROOM Ride(ムルーム ライド)」を開発。11月より、関西エリアでモニター・アンケートによる実証実験を開始する。

「(MU)ROOM」は、照明と音響、ミスト、アロマの連携で瞑想状態に誘導する宿泊体験ソリューションとして、宿泊施設向けに開発。2021年よりパナソニックセンターなどでの展示を行なってきたが、より多くの人へ体験機会を提供するため、移動式のトラック搭載型「(MU)ROOM Ride(ムルーム ライド)」をチカビと関西イノベーションセンターが開発した。

仕事の合間にリフレッシュを求めるオフィスワーカー、ヨガやピラティスなどの延長としてマインドフルネスに興味を持つ人、週末の余暇として陶芸などのような没頭体験を好む人、旅先での偶然のアクティビティを求める人などをターゲットとして想定している。

「(MU)ROOM Ride(ムルーム ライド)」は、微細なミストのスモーク演出で緩やかに現実世界の視界を遮り、瞑想プログラムに応じた照明の調光・調色、空間音響、アロマの連携により、空間の環境を制御し瞑想状態に誘導する。

瞑想状態にいざなう自動の音声ガイダンスにより、初心者でも簡単にマインドフルネスを体験できるという。胸に付けた計測器で心拍数や呼吸数を測り、瞑想の達成度を点数化する「瞑想スコア」の算出も行なう。

空間の環境を制御し瞑想状態に誘導する
初心者でも簡単にマインドフルネス体験が可能

さらに移動式トラックならではの付加価値として、屋外→前室→瞑想室というミニマルな導線設計により、日常空間からシームレスに瞑想に入っていく独自の体験を実現するという。

日常空間からシームレスに瞑想に入る導線設計

11月から12月にかけて関西エリア3カ所でモニター・アンケートによる実証実験を行ない、「(MU)ROOM Ride」の活用ニーズの掘り起こしや、マインドフルネス領域におけるBtoC、BtoBの事業化方向性を見出すとしている。

実証実験の日時・場所とターゲット
11月13日~11月17日 11時~19時
三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真 西平面駐車場A内/内省の時間やフロー体験を求める消費者
11月20日~12月6日 11時~19時
三菱UFJ銀行大阪ビル本館横(御堂筋沿い)/オフィスワーカー
12月9日~12月20日 11時~19時
関西エリアの寺社/観光客(インバウンド含む)

なお、この取り組みは、関西イノベーションセンターが運営するイノベーション創出拠点「MUIC Kansai」の課題解決プログラムとして採択され、様々な企業、団体同士の共創を通じて課題解決に繋がるビジネス創出を目指すオープンイノベーションプログラムとして進められている。