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デロンギ、デザイン一新の「ゼロ風」ヒーター。見やすいカラー液晶ノブ

新製品の「デロンギ マルチダイナミックヒーター ソラーレ Wi-Fiモデル IDH15WIFI-WB」

デロンギ・ジャパンは、最上位モデルのヒーター「デロンギ マルチダイナミックヒーター ソラーレ Wi-Fiモデル IDH15WIFI-WB」を、10月3日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は99,800円。

温風を使わない「ゼロ風暖房」はそのままに、軽量化とスリム化をした新しいモデル。製品名の「ソラーレ(SOLARE)」はイタリア語で「太陽」を意味し、部屋に太陽があるかのような暖かさを表現しているという。

デザインを一新し、ホワイトを基調とした、丸みを帯びたフェミニンなデザインを採用。従来は白黒カラーで直線的で、男性的なデザインだったが、既存のヒーターとは一線を画すデザインを意識して開発したという。また生活感を隠すために、丸みを帯びた底面のスカート部分でキャスターを覆った。

丸みを帯びた底面のスカート部分でキャスターを隠している
コードの巻き付け部分も縦長になり、巻き付ける回数が少なくなった

デロンギ ヒーター初のカラー液晶ノブを搭載。本体上部に配置しているため、腰をかがめずに操作できる。回して選択、押して決定の直感的な操作が可能で、より細かい設定が本体でできるようになった。

デロンギ ヒーター初のカラー液晶ノブを本体上部に配置
より細かい設定が本体でできるようになった

専用アプリからの操作も可能。電源のオン/オフや温度・電力レベルの調整、スケジュール機能、オン/オフタイマーなどの基本操作を外出先からでも行なえる。また、GPSの位置情報を利用した自動操作にも対応。自宅に近付くと電源をオンに、離れるとオフにするといった設定ができる。なおアプリは旧バージョンから、ホーム画面の配置を整理し、より使いやすくなるよう改善した。

専用アプリからの操作も可能
ホーム画面の配置を整理。より使いやすくなった
スケジュール運転(タイマー機能)で好みに合わせて設定できる

ヒーターから離れた場所で操作した際に、設定完了を教えてくれるリングライトは4段階の明るさから選択可能。ディスプレイの表示向きは3方向から選べ、設置する場所に合わせて変更できる。

ディスプレイの表示向きは変更可能
3方向から選べる
変更後

またアロマボウルも新搭載。付属のアロマボウルに水を適量入れ、アロマオイルを数的垂らすことで、香りを楽しみながら部屋を暖めることができる。手入れはゆすぐだけで簡単とする。

アロマボウルも新搭載。マグネットで本体にくっついている
持ち上げた様子。線の下まで水を入れられる

従来品(MDHAA15WIFI)と比較し、約34%の軽量化を実現。大きなハンドルを上部に配置したことで、掃除などでヒーターを動かす際にも簡単とする。

重さは約8.3kg。従来品より約34%軽くなった
軽量化したため、動かしやすくなった

さらに見た目だけでなく、製品内部の構造も刷新。従来のマルチダイナミックヒーターは、高熱板とヒーティングエレメントを一体化させ、高熱板を直接暖めて輻射熱を出していたが、新製品では素早く暖めるヒーティングエレメント(熱源)を水平に、赤外線を集めて輻射熱を強化するインフラレッドシールドを側面に配置することで、輻射と対流のバランスを最適化した。

また下部のヒーティングエレメントを優先的に使用するアルゴリズムを採用することで、床に輻射熱を伝える効率を向上。床からの二次的な輻射熱により、足元から部屋全体を暖めるという。

素早く暖めるヒーティングエレメント(熱源)を水平に、赤外線を集めて輻射熱を強化するインフラレッドシールドを側面に配置
下部のヒーティングエレメントを優先的に使用するアルゴリズムを採用することで、床に輻射熱を伝える効率を向上した

そのほかアプリ内では、睡眠に合わせて温度調節する「マイスリープ機能」も搭載。入眠後に温度を下げ、起床時間に向けて温度を上げる。なおApple Watchを使用すると、脈拍と姿勢をモニタリングしてマイスリープを起動できる。

本体サイズは240×520×680mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約8.3kg。適用畳数は10〜13畳。消費電力は300W〜1,500W。