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エコバックスから四角いロボット掃除機。壁ぎわのゴミまできっちり

「DEEBOT X2 OMNI(ディーボット・エックスツー・オムニ)」

エコバックスジャパンは、業界最薄かつスクエア形状の水拭き対応ロボット掃除機「DEEBOT X2 OMNI(ディーボット・エックスツー・オムニ)」を9月28日に発売。9月14日に先行予約販売を開始する。価格は239,800円。発表会には女優の内田有紀さんが登壇し、新しいDEEBOTの魅力を語った。

充電やゴミの吸引からモップの洗浄や乾燥まで行なう「全自動クリーニングステーション」が付属する

DEEBOT X2 OMNIは、本体形状を従来の丸型から、部屋の隅や角にもフィットするスクエア型に変更したのが特徴。同時に本体の高さを9.5cmに抑えたことで、ソファやベッド、テーブル、椅子の脚の下など、高さのないスペースや狭い場所も自在に走行。箒や掃除機では手の届きにくい場所も、きれいに清掃できるとする。

本体形状の変更とともに、吸引清掃用メインブラシの幅を、従来機の16.8cmから20cmに広げた。また水拭き用モップは、本体の際から1.5cm内側まで届くようにしている。これら各パーツを見直すことで、清掃範囲を拡大したという。

各パーツを見直すことで、本体幅と清掃できる範囲との差を狭めている
メインブラシの幅を、従来機の16.8cmから20cmに広げた
水拭き用のモップ
壁際をスムーズに掃除しながら走行する
本体の高さを9.5cmに抑え、高さのないスペースや狭い場所も自在に走行・清掃する

清掃モードは、吸引、水拭き、吸引と水拭き、吸引後水拭きの4モードを搭載。

吸引力は8,000Paと、同社によれば業界最高の吸引力を実現。床の上の細かなホコリ、カーペット内の微粒子や隙間のゴミとホコリを残さず素早く吸引する。

水拭き用のモップは、床に押し付けるように、圧力をかけながら毎分180回高速回転する「加圧回転式デュアルモップ(OZMO Turbo 2.0)」を搭載。床をゴシゴシと拭くように水拭きするため、床にこぼした飲み物やペットのヨダレによる床のベタつきも、しっかりと拭き取るという。

なお、フローリングの床であれば、吸引と水拭き清掃は同時に行なえるほか、清掃中にカーペットを認知すると、モップを持ち上げて、吸引のみの清掃に自動で切り替わる。

さらに吸引・水拭き各モードにおいて、高さ2.2cmまでの段差を横断でき、ユーザーの手をわずらわすことなくスムーズに移動しながら強力に清掃するという。

水拭き用のモップは、床に押し付けるように、圧力をかけながら毎分180回高速回転する

清掃後の自動化やハンズフリー化もアップグレードしている。付属の「全自動クリーニングステーション」は、ロボット掃除機本体の充電だけでなく、掃除開始時にはモップへの給水を行なう。

その後、清掃が終了して本体がステーションに帰還すると、吸引清掃によって集めたゴミを、ステーションが吸引。水拭き掃除で汚れたモップは、55℃の温水で洗浄した後に、熱風によって乾燥させる。さらに新モデルでは、ステーション内でモップ洗浄する場所(シンク)も、自動で洗浄。次回の清掃まで待機している時間も清潔性を保つという。

全自動クリーニングステーション
ロボット掃除機本体の充電やゴミの吸引はもちろん、モップの洗浄から乾燥まで行なう
ステーション内のシンクも自動で洗浄する
右が洗浄用のキレイな水を入れる清水タンク。左が洗浄後の水を入れる汚水タンク

搭載されているAI技術も強化。業界初のマッピング技術「Dual-Laser Lidar」は、本体内部に2つのレーザーセンサーを用いて、210度の広い視野を実現。部屋の間取りや家具の位置、そしてロボット掃除機自身が部屋のどこに位置しているかを、より正確かつリアルタイムに把握できるという。

掃除中は障害物を回避しながら進むのはもちろん、障害物回避機能「AIVI 3D 2.0」は、走行中に突然目の前に現れた障害物をリアルタイムに感知してスムーズに回避。床に置いてある家具や落ちている物を回避するだけでなく、動き回る物体をも回避できるようになった。

障害物にほとんどぶつかることなく、上手に回避しながら掃除していった
走行中に突然目の前に現れた障害物をリアルタイムに感知してスムーズに回避していた

独自の音声アシスタント機能「YIKO」は、一度に複数の指示に対応できるほか、清掃中に指示を追加することもできる。またスマートスピーカーなどの設置は不要で、本体に話しかけるだけで清掃がスタート。清掃の予約など、より多くのことが声だけで操作できるようになったという。

そのほか専用アプリのマップ上で本体をドラッグ&ドロップするだけで、好きな部屋や場所の清掃を開始するなど、アプリ自体でより直感的な操作ができるよう改良したとする。

本体サイズは320×353×95mm(幅×奥行き×高さ)。全自動クリーニングステーション格納時のサイズは、394×443×527.5mm(同)。ダストボックス容量は420ml。

「ステーション内までキレイにしてくれるから安心して使えます」

「DEEBOT X2 OMNI」の発表会では、エコバックスジャパンの公式アンバサダーであり、DEEBOTシリーズのユーザーだという女優の内田有紀さんが登壇。従来の丸型からスクエア型になった同機を使ったうえでの感想を語った。

「(丸型形状だった既存機の)T2やT9などを使っていて、部屋の端っこの方ってちゃんと掃除できているのって思っていたところがあったんです。ところがブラシが、隙間まできちんと掻き出して、しっかり掃除をしてくれるということを、実感していました。そうか丸型でも大丈夫なんだと思っていたところです。でも、このスクエア形状になった『DEEBOT X2 OMNI』を使ってびっくりしたのが、本当に端の方にフィットさせて、この子はスムーズに掃除していくんです。それを見てるだけでも、私は驚きましたけど、ワクワクしちゃって、ずっと後ろを追っかけていって、どこまでスムーズに行くんだろうっていうのを、けっこう見させていただきました」

歴代DEEBOTユーザーの内田有紀さんが、最新モデルを実際に使った感想を語ってくれた

また新モデルの「全自動クリーニングステーション」では、内部のシンクまで自動で洗浄していることを大絶賛していた。

「ステーション内のシンクを見ていたら、ウィーンっていいながらキレイに掃除されているのがよくわかって、すごく満足したし、気持ちがスッキリしました。こうして内部もキレイだと分かると、安心して使えますよね。それに前回同様、モップも洗って乾燥までしてくれる。モップが汚いままでお部屋の中をまた掃除するのは嫌だなと思うので、こういう機能は、さらにパワーアップしてくれて……本当に何もしなくてよくなっちゃったなって思ってます」

さらに、まだロボット掃除機を使っていない人や、以前は使っていたけれど使わなくなってしまった人にも、使うことをおすすめする。

「自分で掃除した方が良いって思ってる方はいると思います。でも、家事って、やっぱり主婦の皆さんにとってもとても負担になることだと思うんです。もちろん働いている皆さんもそうですし、私たちなんかもそうですけど、そうした時に、自分で手を添えなくてもできることが増えていくというのが、今の時代にフィットしているなと思います」