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5万円を切って清掃力が高いルンバ「i5」

ルンバ i5

アイロボットジャパンは、ロボット掃除機の新モデル「ルンバ i5」を6月1日より発売する。価格は49,800円。

3月から発売した「ルンバ i5+」の自動ゴミ収集機であるクリーンベースが付かないシンプルなモデル。清掃力は上位モデルと同等ながら5万円を切る高いコスパを特徴とする。サブスクの「ロボットスマートプラン+」の対象でもあり、「おためし1ヶ月コース」は月額1,980円、「あんしん継続コース」は月額1,580円(6月29日まで3カ月無料)で利用できる。

ルンバの現行ラインナップには含まれていない「i3」とハードウェアの面では共通だが、i3との大きな違いは新しい「iRobot OS 6.0」を搭載する点。自動で部屋の名前を付ける機能や、マップ作成の高速化などを実現している。iRobot OS 6.0の詳細は別記事でも掲載する。より低価格な「i2」(39,800円)との違いは、i5が部屋を指定して清掃できる点。

デザイン面も、i3シリーズを踏襲したファブリック調のグレーを採用。インテリアになじんで、主張しすぎないデザインとしている。指紋が付きづらく、ホコリも気になりにくいのも特徴。

清掃力についてはAeroForce 3段階クリーニングシステムを搭載し、ゴミを浮かせてパワフルに吸引。微細なホコリや花粉はフィルターで除去する。吸引力が10倍(AeroVac搭載のルンバ600シリーズとのカーペットの上での比較)のパワーリフト吸引で、ペットの毛などまで逃さずキレイにするという。2本のゴム製ブラシが床に密着して、毛がからみにくく手入れも簡単に行なえるという。

2本のゴム製ブラシが床に密着して清掃

カメラは搭載しないが、フロアトラッキングセンサーによって移動距離や方向を把握しながら各部屋を移動してムダなく直線的に効率的な清掃を行なう。バッテリー残量が少なくなると自動で充電して中断したところから再開し、完了するまで掃除を続ける。

清掃中の立ち往生を防ぐリアクティブセンサーも装備。奥が低くなっている家具の下など狭い場所への進入を回避する。そのほか、ダートディテクトテクノロジーにより、ゴミが特に多い場所を検知して集中的に掃除する。

独自のオペレーションシステム「iRobot OS」の最新版「iRobot OS 6.0」を搭載し、清掃する部屋の指定やスケジュール設定などのカスタマイズが可能。外出先からも清掃を開始できて、完了時はスマートフォンに通知され、清掃状況が分かる。

ユーザーの清掃ルーティンを学習して、ライフスタイルに合わせた清掃スケジュールや、花粉の時期、ペットの毛が抜け変わる時期に清掃回数を増やすといった最適な掃除方法を提案する。

家具などを避けながら走行
アプリで清掃スケジュールの設定なども可能

床拭きロボット「ブラーバ ジェット m6」とも連携可能で、i5が清掃を終えると、ブラーバ ジェット m6ですぐに拭き掃除がスタートするImprintリンクテクノロジーに対応している。スマホアプリで設定すると「ルンバでリビングとキッチンを掃除したあと、ブラーバでキッチンのみを水拭き」などまとめて指定ができる。

本体サイズは34.2×9.2cm(直径×高さ)、重量は約3.2kg。1回の充電による稼働時間は最大75分。充電時間は約3時間。交換用フィルターなどが付属する。

ルンバのラインナップ