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三菱、炭でできた釜の最上位炊飯器。圧力かけず高火力で粒感しっかり

「本炭釜 紬」の最新モデル

三菱電機は、同社炊飯器の最上位モデルとなる「本炭釜 紬(つむぎ) NJ-BW10F」を、5月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は132,000円前後。

5.5合炊きのIHジャー炊飯器。内釜に本物の炭を使用しており、内釜が丸ごと発熱体となるため米の芯まで熱がしっかり伝わるという。さらに釜底中央部が凸形状になっており、これにより気泡を多く発生させ激しい熱対流を起こすことで、ごはんがふっくら炊き上がるとしている。

内釜に本物の炭を使用
底部の凸形状が激しい熱対流を生む

また圧力をかけずにごはんを炊き上げる点も特徴。かまどの優れた断熱構造を再現し熱を逃がさず、高火力での連続沸騰で米のうまさ・甘さを引き出すという。圧力をかけずに炊くと、うまみを閉じ込める「保水膜」が保たれ、粒感がしっかりあって、冷めてもおいしいとしている。

炊飯メニューは16種類。炊飯モードは全国の米50銘柄を指定して炊き分ける「銘柄芳潤炊き」や、おかずに合わせてかたさやねばりを15通りに炊き分ける「炊き分け名人」、0.5合~2合炊きに使える「少量名人」などを従来品から引き続き搭載。

さらに冷凍ごはん向けの「まとめ炊き(冷凍用)」モードも用意。時間をかけてじっくり吸水させることで甘さを引き出し、芯までみずみずしく炊き上げる。冷凍してもレンジで温めるだけで炊き立てのような味わいを実現するという。

断熱構造でかまど炊きのような仕上がりを追求
高火力の連続沸騰で米のうまみを引き出す

本体色はインテリアに馴染みやすいマット調を採用した、炭漆黒(すみしっこく)、白真珠(しろしんじゅ)の2色展開。高級感のある色味とデザインに仕上げた。

洗う部品は内釜と内ぶたの2点のみで、内釜やパッキンに染み付いたニオイを軽減する「お手入れモード」も新搭載。音声ナビ機能なども備える。

本体サイズは261×315×257mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約5.7kg。炊飯容量は0.5〜5.5合(0.09〜1L)。最大消費電力は1,400W。

マット調の高級感のあるデザインも魅力