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パナソニック、サブスクで家電をまとめて借りられる賃貸住宅向けサービス

noifulのロゴ

パナソニック くらし事業本部 くらしアプライアンス社は、賃貸住宅向けに家電をまとめて月額制で提供するサブスクリプションサービス「noiful(ノイフル)」を提供開始する。

パナソニックの冷蔵庫やオーブンレンジといった家電と、家電の使い方サポートや、修理交換、入退去時の家電クリーニングなどをまとめてサブスクリプションで利用できるサービス。

家電を所有するのではなく、必要な時に借りるという価値観の広がりや、在宅時間の増加による「イエナカ」意識の高まりなどを受けて開始するもので、物件オーナーや管理会社に対しては「賃貸住宅の価値向上による物件運用の安定化」を、住まい手には「入居日から気軽に快適な生活をスタートできる『持たない豊かなくらし』」を提供するという。

あらかじめパナソニックの先進家電が備えつけられた「noiful ROOM」と、リノベーションで生活動線から家電の納まり方までこだわったくらし空間を提供する「noiful LIFE」の2つの賃貸住宅向けサービスを用意する。

物件を借りるまでの手順として、物件紹介や内見、契約など、これまで対面での対応が必要だった手続きを見直し、リモート内見やオンライン契約などスマートフォン上で完結する仕組みも提供。そのほか、noifulで提供する家電のリユースにも取り組む。

先進の家電一式が用意された賃貸住宅「noiful ROOM」

「noiful ROOM」は、物件オーナー、管理会社などの要望や物件の立地や間取りなどに応じて、最適な先進家電を組み合わせたパッケージを月額制で提供するもの。

家電の設置や施工のほか、入居者からの家電に関する問い合わせ、修理/交換、退去後の家電クリーニングまで無償で対応する。

noiful ROOMのサービスモデル

リノベーションで家電と調和した住宅「noiful LIFE」。物件が駒込に落成

「noiful LIFE」は、物件オーナーなどの希望や物件の立地、間取りなどに応じて、運用方法やリノベーションプランなどを決めて、そのプランに沿って、先進の家電が調和する空間デザインの魅力的な物件にリノベーションするもの。

パートナー企業との協力により、入居者の募集からアフターサポート、物件のメンテナンスまで、パナソニックのくらしアプライアンス社が対応する。

noiful LIFEの物件として、東京・北区に「noiful base 駒込」が落成。1月19日より一般入居者の募集が開始される。

noiful base 駒込

noiful base 駒込には、コンセプトの異なる4タイプで合計6部屋を用意。

キッチンスペースのコンロにポータブルのIHクッキングヒーターを採用したことでレンジフードの無い開放感のある空間とリモートワークにも使えるカウンターを実現した部屋や、大容量冷蔵庫やオーブンレンジで2人でもゆったり料理できるキッチンを備えた部屋、業務用IHクッキングヒーターを内蔵したダイニングテーブルのある部屋などを用意する。

2人でゆったり料理できるキッチンやウォークインクローゼットを備えた203号室。レイアウトフリーテレビも
IHクッキングヒーターを備えたオリジナルのテーブルが特徴的な303号室。洗面室には、ドラム式洗濯乾燥機と室内物干しユニット、部屋干しファンを備える