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ターン、ミニベロタイプのカーゴバイクe-bike「HSD」をお披露目 ~価格は289,000円
2019年8月1日 00:00
ここのところ、各メーカーが2020モデルのe-bikeを発表しているが、ターンのカーゴバイクe-bike「HSD(エイチエスディー) P9」もアキボウの2020年展示会でお披露目となった。以前こちらのニュースでご紹介したように、「HSD P9」はボッシュ製ドライブユニットを搭載するカーゴバイクタイプのe-bike。残念ながら日本モデルにはベルトドライブ方式は採用されない。価格は289,000円(税抜)。出荷開始は11月の予定。
アップライトな乗車ポジションにより、乗車しやすく扱いやすい「HSD P9」は、ハンドルバーとサドルはともに490~590mmのシートポストを採用し、150cm~195cmの身長に合わせたライティングポジションに調整できるため、家族でシェアしやすいのが特徴だ。収納時にはハンドルを簡単に折りたたんで、車体を立てて置ける点も魅力だろう。
また、カーゴバイクとして大きな荷物や多くの荷物を運べるように、より強度を増した耐久性の高いフレーム、専用トレーラーマウントなどのオリジナル機能を搭載する。多くの荷物を積載した場合にも、フロントサスペンションや太めのタイヤが、高い衝撃吸収と耐荷重強度を実現するとしている。リアキャリアの耐荷重は60kg。ヨーロッパ有数の自転車試験所においてフレームおよびフォークを170kgまでテストしているので安全性も高いという。
そして、ドライブユニットにはボッシュ製「Active Line Plus」を、リアディレーラーにはシマノ製「Shimano Alivio Shadow RD」(9速)を搭載。多くの荷物を積載したり、子どもを乗せてもパワフルな走りを実現し、油圧式ディスクブレーキでしっかり止まってくれるので、安心して運転できるだろう。
オプションのアクセサリーも充実しており、リアにバッグを付けたり、フロントにラックを付けて荷物をたっぷり積載できるモデルも展示されていた。趣味やライフスタイルに合わせて、様々な使い勝手を実現してくれそうだ。
ターン製のe-bikeはすでにフォールディングタイプの「Vektron S10」(レビュー記事はこちら)が販売中だが、展示会ではオプションパーツを装着したモデルが展示されていた。
オプションパーツのリアキャリアを装着すると、Yeppのチャイルドシートを簡単に着脱可能になる。日ごろはe-bikeとして活用し、子どもを乗せる時にはチャイルドシートを装着。フロントにカゴを装着すれば買い物などにも便利だろう。またVektron S10は、ハンドルとサドルの前後位置・高さを簡単に調整できるので、家族でシェアしやすいモデルでもある。
今後は、子どもを乗せる自転車の選択肢として、電動アシスト自転車に加えて、HSD P9やVektron S10が加わってきそうだ。