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誰でも乗りやすい電動アシスト3輪カーゴバイク実現へ 実証実験

椿本チエインは、東京都杉並区が実施する「電動アシスト3輪自転車の業務利用に係る実証実験」に協働参画する。「誰もが気軽に乗れる」をコンセプトに開発中の電動アシスト3輪自転車「多目的e-Cargo(以下e-Cargo)」を杉並区に無償提供し、4月より1年間、協働で実証実験を行なう。

誰もが気軽に乗れるモビリティを目指し、「e-Cargo」は2023年4月にプロトタイプが発表された。「多目的」とあるように、観光地での周遊、敷地内での工具などの運搬、出張・業務での利用、アウトドア・レジャーなどにおいて、さまざまな可能性を広げるために2025年の発売に向けて開発が進められている。

誰もが安心・安全に乗れるように転びにくいのが特徴だとしている。体を傾ければ、独自のスイング機構によって後輪も体に合わせて傾き、2輪に近い乗り心地を再現。デザインに関しても「タタメルバイク」を開発したICOMAの協力の下、乗り心地のよいスタイリッシュなデザインを採用。 後輪2輪の構造により、十分な積載スペースを確保する。

本実証実験では、実際にe-Cargoを業務利用する杉並区職員の声や収集データを検証し、その結果を今後の車両開発に反映することにより、より快適なモビリティの提供につなげていくとしている。