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東京電力が「グルメTEPCO」開始。街の名店テイクアウトメニューなど

「グルメTEPCO」提供開始

東京電力エナジーパートナーは12日、地域の飲食店によるイチ推しメニューを紹介するWebコンテンツ「グルメTEPCO」を公開した。当初は東京都中央区銀座/台東区上野エリアの10店舗からスタートする。

グルメTEPCOは、「ボリューム」「バラエティ」「ヘルシー」「コスパ」といった独自の切り口で、地域や料理のジャンル別に飲食店のメニューを一般向けに紹介するもの。地域の飲食店と人をつなぐことを目的に提供される。

第一弾として、店の味を家庭で楽しむための、飲食店によるこだわりのテイクアウトメニュー(弁当など)の紹介から開始する。テイクアウト以外のテーマに沿ったメニューも今後追加される予定。

掲載店舗は、創業以来の変わらない味を提供するという中国料理店「銀座維新號 本店」や、名物メンチカツで知られる上野アメ横「肉の大山」など。今後は関東を中心に1都8県(栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡)へ順次拡大。さらに2022年度以降に全国へ展開する。

店舗の掲載料や送客手数料などは不要。コロナ禍で厳しい状況にある飲食店に対し、来客数増加や認知度向上を図る取り組みとして実施する。飲食店からの掲載相談はメールで受け付け、掲載条件などの詳細については東京電力エナジーパートナーの担当者が直接事業者に案内する。メールアドレスは同社のニュースリリースに掲載されている。

掲載店舗の例

同社は飲食店などの事業者に向けて、店舗のコストダウンや省エネルギーなど、経営に関わる困りごとや悩みに応えるサービス「TEPCO経営サポート」を展開。グルメTEPCOもこの一環として行なう。飲食店の経営者/事業者の支援を通じて地域との結びつきを高め、従来の電気/ガス販売事業だけではない新たな付加価値として提案する。

TEPCO経営サポートは、秋ごろをめどに、飲食店以外にも小売店舗や診療所、工場などの経営者や事業者に向けて新商品やサービスの拡充を予定。グルメTEPCOのほか、キャッシュレス決済対応や省エネなどの支援を含む3つのサービスを計画している。

TEPCO経営サポートのサービス予定内容
飲食店集客支援サービス「グルメTEPCO」
地域に愛される飲食店の魅力を紹介し、飲食店と人をつなぐWebコンテンツ。飲食店のイチ推しメニューを独自の切り口で紹介することで、グルメ好きな人々に楽しんでもらいながら、飲食店の来客数増加や認知度向上を図る
提携先紹介サービス(秋ごろスタート予定)
経営者/事業者が、キャッシュレス決済対応に必要なタブレット型POSレジサービスや、飲食店での利用ニーズが高まりを見せる配達代行(デリバリー)サービスなどに関わる各種商品/サービスを、東京電力エナジーパートナーの提携企業を通じて特典とともに利用できるようにする独自の法人の向け優待サービス
省エネルギーレポート(秋ごろスタート予定)
店舗などの電気使用データ(スマートメーターデータ)を分析し、電気を無駄なく効率的に使うためのレポートを法人向けに作成して提供、省エネルギーな経営の実現に向けてサポートする