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東京電力が「グルメTEPCO」開始。街の名店テイクアウトメニューなど
2021年8月12日 17:20
東京電力エナジーパートナーは12日、地域の飲食店によるイチ推しメニューを紹介するWebコンテンツ「グルメTEPCO」を公開した。当初は東京都中央区銀座/台東区上野エリアの10店舗からスタートする。
グルメTEPCOは、「ボリューム」「バラエティ」「ヘルシー」「コスパ」といった独自の切り口で、地域や料理のジャンル別に飲食店のメニューを一般向けに紹介するもの。地域の飲食店と人をつなぐことを目的に提供される。
第一弾として、店の味を家庭で楽しむための、飲食店によるこだわりのテイクアウトメニュー(弁当など)の紹介から開始する。テイクアウト以外のテーマに沿ったメニューも今後追加される予定。
掲載店舗は、創業以来の変わらない味を提供するという中国料理店「銀座維新號 本店」や、名物メンチカツで知られる上野アメ横「肉の大山」など。今後は関東を中心に1都8県(栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡)へ順次拡大。さらに2022年度以降に全国へ展開する。
店舗の掲載料や送客手数料などは不要。コロナ禍で厳しい状況にある飲食店に対し、来客数増加や認知度向上を図る取り組みとして実施する。飲食店からの掲載相談はメールで受け付け、掲載条件などの詳細については東京電力エナジーパートナーの担当者が直接事業者に案内する。メールアドレスは同社のニュースリリースに掲載されている。
同社は飲食店などの事業者に向けて、店舗のコストダウンや省エネルギーなど、経営に関わる困りごとや悩みに応えるサービス「TEPCO経営サポート」を展開。グルメTEPCOもこの一環として行なう。飲食店の経営者/事業者の支援を通じて地域との結びつきを高め、従来の電気/ガス販売事業だけではない新たな付加価値として提案する。
TEPCO経営サポートは、秋ごろをめどに、飲食店以外にも小売店舗や診療所、工場などの経営者や事業者に向けて新商品やサービスの拡充を予定。グルメTEPCOのほか、キャッシュレス決済対応や省エネなどの支援を含む3つのサービスを計画している。