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太陽光発電の余った電力で企業を応援、謝礼品が届く。卒FIT世帯向けプラン

卒FIT世帯向け新プラン「再エネ企業応援プラン」

東京電力エナジーパートナーは12日、家庭用太陽光発電の余剰買取「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」が終了する、卒FIT世帯に向けたサービス「再エネ企業応援プラン」を発表した。6月1日より開始し、対象の家庭において無料で利用できる。

同プランは、同社が各家庭から買取りした余剰電力に含まれる「環境価値」を、脱炭素社会の実現に向けて積極的に環境活動に取り組む企業へ届けることで、家庭と企業をつなぎ、ユーザーが企業の環境活動を応援できるプランだという。同プラン契約者は、環境価値を届ける企業を選べ、応援した企業からは「感謝のきもち(謝礼品)」が届く。

「環境価値」とは、家庭の太陽光発電設備で発電した電気が、電気そのものの価値とは別に持っている「CO2を排出しないという価値」のこと。

家庭で発電した余剰電力を売り、応援したい(環境価値を届けたい)企業を選ぶ。応援する企業へ非化石証書として、環境価値が届けられ、応援した企業から「感謝のきもち」が届く

なお、同プランは同社の再エネ買取プランの付帯サービスであり、余剰電力の買取単価は、各再エネ買取プランに基づく。加入条件は、同社の再エネ買取プランである「再エネ買取標準プラン」または「再エネおあずかりプラン」の契約者。対象エリアは栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都(島嶼地域を除く)、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東)。

また4月12日時点での参加企業は、ロッテと日本生命保険相互会社。参加企業は今後、順次拡大予定としている。