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バルミューダ、5Gスマホを11月以降に発表。「夏の終わり」に新製品も

新ブランド「BALMUDA Technologies」第1弾として5Gスマートフォンを製品化する

バルミューダは6日、IT機器やAV機器など技術集積度の高い製品を扱う新ブランド「BALMUDA Technologies」を発表した。第1弾として5Gスマートフォンを11月以降に発表予定。

同社は5月の事業発表において、5G対応スマートフォンの製品化を予告していた。今後もBALMUDA Technologiesブランドにおいて、IT機器やAV機器などの製品ラインナップ、それらに関連するアプリケーションやサービスの展開を予定している。

BALMUDA Technologiesのロゴ
バルミューダ代表取締役社長 兼 チーフデザイナー 寺尾玄氏

2003年に創立されたバルミューダは、これまで扇風機やトースター、掃除機などの家電において新しい形を提案し続けてきた。今回のBALMUDA Technologiesについて同社は「私たちのチャレンジの幅を広げるために生まれた新ブランド」と説明している。

青山にバルミューダ初の旗艦店

11月以降に予定している5Gスマートフォンの発表と合わせて、バルミューダ初の旗艦店「BALMUDA The Store Aoyama」が東京・青山にオープン予定。「ブランドが描く世界観が表現された空間で、バルミューダのすべての製品を体験いただける」としている。

住所は東京都港区南青山5丁目5番3号。店舗面積は約90坪(300m2)。

バルミューダ初の旗艦店「BALMUDA The Store Aoyama」が11月以降にオープン予定

5Gスマホは寺尾氏自らデザイン「他よりエレガント」。夏の終わりにも新製品

同社は8月6日に2021年 第2四半期(1~6月)の決算説明会を開催。代表取締役社長 兼 チーフデザイナー 寺尾玄氏が業績を発表した、新ブランドや5Gスマホなどについて説明した。

オンライン会見に登場した寺尾玄社長

上期の売上高は77.9億円で、前年比56.2%の増加。営業利益は7.2億円で同30.5%増となった。営業利益率は同マイナス1.8ポイントとなる9.3%だった。減少の理由について寺尾氏は、売上のうち海外比率が高かったことや開発費用の増加などの影響を挙げた。

注目の5Gスマートフォン開発について寺尾氏は「今のスマートフォンは、どの機種もだいたい同じに見える。選択肢がない状況だと消費者としても感じていた。これを誰もやってくれないなら自分たちでやろうというのが開発のきっかけ。とても個性的な端末を作っている。デザイナーとして自分で久しぶりに線を引いた。他のものに比べて、私の感覚ではエレガントだなと感じている」と自信を見せている。

新ブランドのBALMUDA Technologiesについては「商品価値の中で技術力の割合が高くなるブランド。いままでの家電でやってきたバルミューダよりも先鋭的で、先進的であるというブランド戦略」で進める。別ブランドにする理由の一つとして「世界を見ている」点も強調した。

その他にも新しい製品の発表を予告。具体的な製品カテゴリーなどには触れられなかったが「夏が終わるころ、皆さんがまだ暑さを覚えているあたりでお披露目したい。とってもいい商品ということはお知らせできる」とした。