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バルミューダ売上高は過去最高更新するも、初の家電値上げへ

バルミューダ 代表取締役社長 兼 チーフデザイナーの寺尾玄氏

バルミューダは10日、2021年12月期の決算説明会を開催し、代表取締役社長 兼 チーフデザイナーの寺尾玄氏が業績の振り返りや今後の取り組みについて説明。その中で、今後同社では初となる家電製品の値上げを計画していることも明らかにした。

2021年に5GスマートフォンのBALMUDA PhoneやコーヒーメーカーBALMUDA The Brewなどを含む様々な製品を発売した同社は、売上高が183億7,000万円で過去最高を更新。前年比46%のプラスとなった。

BALMUDA Phone

営業利益は前年比15.3%増の15億1,000万円で、サプライチェーンの混乱や円安の影響を受けながらも、コストコントロールにより利益面でも計画を達成したとしている。

業績について寺尾社長は「バルミューダのあるべき姿」と表現し、営業利益率は8.3%で前年比2.2ポイント減だったものの「たくさんの事業がある中で健全の範囲内」との見方を示した。

カテゴリー別の売上は空調関連が33億4,000万円、キッチン関連が96億3,000万円、携帯端末関連が28.4億円。スティック掃除機のBALMUDA The Cleanerについては「厳しい市場。去年の計画には及ばなかった」としたが、キッチン家電は好調で、BALMUDA The Brewは「計画以上に推移している」と述べた。

BALMUDA The Brewなどキッチン家電が好調

発売前から注目度の高かったBALMUDA Phoneについては、既報の通り「技術適合証明の認証に確認すべき事項が発生した」として発売後に一時販売を停止したことにも触れ、改めて陳謝した。一方で同製品を含む新カテゴリーと位置付けるBALMUDA Technologies分野については、新製品の投入に向けて複数のプロトタイプを進行しており、今後の取り組みに強い意欲を示している。

なお、BALMUDA Phoneの特徴である専用アプリのうち「時計アプリ」は、2月14日に「時間と天気アプリ」にアップデートされることも発表している。

キッチン家電など好調となるも、春頃に値上げ計画

ロングセラーのBALMUDA The Toasterなどを含む従来の家電分野は好調に推移し、来期も売上増を見込む。今後は製造パートナ―との協力で原価低減や部材調達力向上、製品開発プロセスの効率化を進める一方で、原価高騰などを背景に「一部製品の値上げも勘案している」と説明。

具体的な製品名は明言されなかったが多くの家電が対象になるとのことで、寺尾社長によれば、同社が製品の値上げするのは今回が初。時期については「春頃に行なわなければならない」とした。

2022年12月期の業績予想については、売上高が前年比0.2%増の184億1,000万円、営業利益は同47.3%減の8億円。空調やキッチン関連は売上増を見込むものの、携帯電話はまだプロトタイプにとどまっており売上に含まれていないこともマイナス要因となっている。