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パナソニック、乾燥スピード1.2倍のナノケアドライヤー。白髪染め退色も抑える

ナノケア EH-NA0G

パナソニックは、乾燥スピードが20%向上したヘアドライヤー「ナノケア EH-NA0G」を9月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は36,000円前後。

高浸透「ナノイー」により、乾かすだけで髪のケアができるというドライヤー。送風機構を見直し効率を上げることで、乾燥スピードが従来品EH-NA0Eと比べ20%向上。ミネラルマイナスイオンの発生量は約2倍となり、ヘアカラーや白髪染めの退色を抑え、UVケア効果も2倍にアップさせた。

風量/風圧にまつわる送風機構を見直し、送風時の効率を改善することで乾燥スピードを20%アップ。本体内部で発生する渦を軽減させ、風の勢いを保ったまま送風することにより、風量が1.3m3/分から1.5m3/分(いずれもTURBO時)へ向上した。また独自の「速乾ノズル」により、バランスよく強弱差のある風を起こし、濡れた毛束をほぐしながら乾燥できるとしている。

送風機構を見直し乾燥スピード20%向上
モーター/ファン/整流翼を進化させた

高浸透ナノイーとミネラルの放電部に高電圧をかけることで、ミネラルマイナスイオンの発生量が約2倍に増加。ミネラルマイナスイオンはキューティクルの密着性を高めるため、高浸透ナノイーとの組み合わせにより、ヘアカラーと白髪染めの退色を抑えるという。またUVダメージの抑制効果も約2倍にアップ。

高浸透ナノイーとミネラルマイナスイオンの効果で退色抑制、UVケア効果も
乾かしながらヘアケアができるというナノケアシリーズ

運転モードは5種類。自動で温/冷風を切り替えて髪のツヤ感をキープする「温冷リズム」、地肌にやさしい約60℃の「スカルプ」、暑い時期に温風の熱さを低減する「インテリジェント温風」のほか、「毛先集中ケア」「スキン」の5モードにより、地肌から毛先、肌までケアできるという。

本体サイズは216×89×224mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約595g。電源コード長は約1.7m。電源はAC100V(50/60Hz)。消費電力は1,200W(TURBO/HOT時)。本体カラーはディープネイビー/モイストピンク/ウォームホワイトの3色展開。

モイストピンク
ウォームホワイト

性別や年齢を問わない展開。ロゴはピンクからホワイトに

パナソニックは16日、メディア向けのオンライン発表会を実施。発表会では美容家電のターゲットの拡大や、ブランドロゴの変更などについて語られた。

同社 コンシューマーマーケティングジャパン本部 商品センター マーケティングマネージャーの神本暁氏によると、同社の美容家電「ナノケア」シリーズにおいて20,000円以上の高価格帯モデルの販売構成比が伸長していることから、高価値商品ラインナップを拡大していく方針を示した。9月1日には同社のくるくるドライヤーでは初となる高浸透ナノイー搭載モデルの「EH-KN0G」も発売する。

パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部 商品センター マーケティングマネージャー・神本暁氏
高価格帯の販売台数が伸長

ナノケアシリーズの現在の男性購入者比率は約30%で、今後は性別/年齢にかかわらず、一人一人の価値観やライフスタイルに合わせたアピールでターゲットの拡大を図る。一例として、従来はピンク系ばかりだったカラー展開に2020年からネイビーを投入したところ、男性に人気だっただけでなく、女性からも支持を得たという。神本氏は「『女性にはかわいらしいピンク』とこちらが押し付けるのではなく、年齢や性別を限定せず個々の価値観に合わせた提案をしていきたい」と語った。

ブランドロゴは従来のピンク色から白色に変更。何色にも染まっていない白を採用することで、「その人が本来持つ美しさ」を引き出すことができる美容家電を表現。「美しさは、私の中にある」というコンセプトとともに一人一人の美しさに寄り添っていくとしている。

多様な価値観、ライフスタイルに寄り添う新コンセプト
ロゴもピンクから白色へ変更