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軍事技術を応用した空間除菌清浄機「メディエアー」。0.007μmの超微粒子を99.99%集塵

高機能空気清浄機「メディエアー」

ウエニ貿易は、ピエラス社の空間除菌清浄機「mediAir(メディエアー) KJ468FーC」を発売した。これまではアメリカを始め、日本や中国などで公的な施設、病院、大型の商業施設などへ販売されていたもので、コロナ禍の需要を受けて家電量販店等で一般販売を開始した。直販価格は437,800円。

米ソ冷戦時代に細菌戦争を想定し、アメリカの軍事予算で開発された特許技術DFS(Disinfecting Filtration System)テクノロジーを搭載した空間除菌清浄機。DFSテクノロジーによる5層構造のフィルターが、ウイルスや細菌を電磁フィールドで拿捕し、0.007μmの微粒子を99.99%集塵するという。

1.「VOCプレフィルター」が揮発性有機化合物及び化学物質を吸着。2.「クリーナブルプレフィルター」で毛や糸くずなどを捕集。3.特許取得の「ハイエナジーグリッド」が電気的作用により粒子を帯電させ、0.007μmの超微粒子を統合し、ろ過効率を向上させる。4.「VOCポストフィルター」がホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物を吸着。5.特許取得の「メインフィルター」で統合された微粒子を確実に捕集。さらにハイエナジーグリッドとの間に電磁フィールドを生成し、ウイルスや菌を閉じ込める。

5層構造のフィルターで0.007μmの微粒子を99.99%集塵

適用床面積は36畳。風量は11段階。ブラシレスECモーターを採用しており、運転音は18〜59dBと静か。メインフィルターは2年間メンテナンスフリーで、交換時期をランプで告知するという。

また別売りの「空間粒子カウンター DC1100」(104,500円)で、実際に排出される粒子の数を可視化できるという。光の屈折を利用し、粒子カウンターの後ろ6.7cm角=300cm3の空間の粒子の数を計測。2.5μⅿと0.5μⅿの粒子の数を見ることができる。

本体サイズは270×340×770mm(幅×奥行き×高さ)。重さは12.25kg。消費電力は7〜95W。

排出される粒子の数を可視化できる「空間粒子カウンター」