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地域で子供を見守る「otta(オッタ)」。位置確認と音声送信できる防犯ブザー

スマート防犯ブザー「otta.g」

otta(オッタ)は、GPSと独自の位置情報ネットワークによる見守り機能を搭載した防犯ブザー「otta.g」を12月25日に発売する。価格は11,800円。別途サービス利用料(680円/月)が必要。

位置情報の確認、音声メッセージの送受信機能を備えたスマート防犯ブザー。GPSに加え、ビーコン技術を活用した独自の位置情報ネットワークを採用することで、より正確な位置情報を提供するという。スマートフォンや携帯電話を持たせるにはまだ早い、小さな子供を持つ家庭におすすめとしている。親はスマホアプリから位置情報などを確認可能。

位置情報の確認、音声メッセージの送受信ができる

通常のエリアではGPSにより位置情報を取得し、子供の現在地の確認と通知を行なう。さらに東京都世田谷区や福岡市など「otta タウンセキュリティ」導入地域では、学校や公園、放課後に子供がよく行く場所などに整備された見守りスポットを利用することで、より精度の高い位置情報を取得し、保護者に居場所を通知するという。

また基地局を設置した“見守りタクシー”や、ottaのアプリを搭載したスマホを持つ“見守り人”と子供がすれ違うだけで、子供の位置情報が記録される。これにより、GPSの受信ができない地下などにいても位置を確認可能。また見守り人が増えれば増えるほど、子供がどこにいるかが細かく把握できる仕組みとなっている。

タクシーや見守り人とすれ違うと位置情報を記録

ボタンを長押しすると防犯ブザーが鳴る。ブザーが作動した際は位置情報と周囲の音声情報を保護者に通知する。2021年春頃から、緊急時にスタッフが代理で駆けつけるサービスも開始予定としている。

最大10秒の音声メッセージを送受信可能。メッセージの送受信は契約者が招待した人のみできるため、知らない人とつながってしまう心配がないという。音声メッセージ機能の搭載により、例えば地震が発生した際には「近くの建物に避難しなさい」というように、非常時に親から子へ行動を指示することが可能となる。

本体サイズは64×34mm(直径×高さ)。USB充電式。IP55相当の防水機能を備える。専用ストラップが付属する。

非常時には親から子へ音声で指示を出せる