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子どもや家族の居場所がわかる「ココセコム」。緊急時には通報も

ココセコムをリニューアル

セコムは、持っている人の居場所がわかる屋外用セキュリティ端末「ココセコム」をリニューアルして3月に発売する。加入料金は4,950円で、基本料金は月額1,320円。

ココセコムは2001年にサービス開始した屋外用セキュリティ専用端末。所持者の位置情報がわかり、緊急時にはオペレーションセンターへの通報が可能。3月に発売する新型「ココセコム」では端末の性能を向上させたほか、新開発のスマートフォン専用アプリ「ココセコムあんしんアプリ」に対応し、スマホへの通信機能が利用できる。家庭で使う場合は子供や女性、高齢者の所在確認、ビジネス利用の場合は従業員の安全対策や重要物の運搬時の盗難対策、車両の運行管理などに活用できる。

アプリでは、よく行く場所など特定エリアを最大5カ所設定でき、ココセコムを持っている人が出入りすると通知する。家庭で利用する際には、家や学校を設定することで、子供の登下校や家族の不自然な外出を確認できる。ビジネスで社有車に載せて使うときには、営業所や取引先を設定することで、社有車の稼働管理に活かせる。

学校や自宅をアプリで設定すれば、子供の登下校を通知できる

通報はココセコムの通報ボタンから行なう。通報時には新たに、ココセコムを通じてセコムと通話できるようになった。通報時にブザー音を鳴らして周囲に緊急事態を伝えるよう設定することも可能。

利用料金の月額1,320円で、インターネットでのココセコムの位置チェックが無制限に行なえる。また、位置情報を2分間隔で30分間取得し、所持者の経路を確認できる「連続位置チェック」や、ココセコムを複数台契約したときに複数台の位置情報を一度にチェックする「まとめて位置チェック」も利用可能。

車にココセコムを設置したときに使える機能も搭載。「くるまうごいた通知」では、ココセコムを設置した自動車やバイクが一定時間停止したことや動いたことを通知する。月額880円のオプションサービスの「セコムくるま盗難監視」では、盗難による車両の移動を感知した場合、セコムへ以上信号と位置情報を送信する。登録した連絡先に連絡し、セコムが車へ駆けつける。

アプリの新機能は他に、ココセコムのブザーをアプリから鳴らして探せる「遠隔ブザー」、ココセコムがスマートフォンから離れるとブザーを鳴らす「はなれた通知」、自宅などのネットワーク機器とココセコムを接続して、ココセコムの出入りを通知する「おでかけ通知」など。ココセコムのバッテリー残量が少なくなったことや電源のオン/オフも通知する。

本体サイズは46×16×84mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約67g。連続動作時間は最大350時間。位置チェックをオペレーターに依頼する場合は1回につき220円、セコムかけつけ料金は1時間ごとに11,000円。