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ソニー、天井のライトを使った家族間ボイスメッセージサービス。セコム駆けつけも

多機能LEDシーリングライトを活用して見守りやセキュリティサービスを提供する「MANOMA ライトプラン」

ソニーネットワークコミュニケーションズは、スマートホームサービス「MANOMA(マノマ)」に新プランを追加。部屋のシーリングライトを使って、離れて暮らす家族との双方向コミュニケーションや見守りができる「MANOMA ライトプラン」を、12月14日より提供開始する。料金は月額3,938円(税込)で、購入から2年間は特典で2,728円(税込)に割引きする。機器料金は割賦支払いだが、基本料の割引が適用される。料金の詳細は後述する。

MANOMA ライトプランは、Bluetoothスピーカーやマイク、各種センサーを内蔵したシーリングライト「マルチファンクションライト」と専用アプリを連動させ、スマートフォンとのボイスメッセージのやり取りなど日常的なコミュニケーションや見守りに活用できるサービス。

マルチファンクションライト
スマートコントローラー
専用のMANOMAライトプランアプリ

離れて暮らす親の家にマルチファンクションライトを設置すると、親がスマホを持っていなくてもライトを通してコミュニケーションができる。センシングにより、異常時の検知もできるため、プライバシーを守りながら家族の見守りができる。

コロナ禍で帰省や外出を控える動きもある中、「家族の安心と日常的な繋がりを提供し、離れて暮らす家族とのコミュニケーションにおける新たなニーズに応えるプラン」としている。端末のカメラを使った既存のプランに比べて、音声やセンサーなどで“自然な見守り”を実現するという。

スマホを持たない子供とのコミュニケーションにも

同プランで提供される機器は、多機能LEDシーリングライト「マルチファンクションライト(既発売のMFL-2100Sと同等)」、ライトに付属するリモコンの「スマートコントローラー」、「MANOMAライトプランアプリ」。

マルチファンクションライトと、スマートコントローラー、MANOMAライトプランアプリが連携

ボイスメッセージは、ライトのリモコンにあるマイクアイコンのボタンで開始。ライトに内蔵されたマイクで集音してメッセージを録音すると、あらかじめ登録したスマートフォンアプリに向けて、1回で最長60秒のボイスメッセージを送れる。

マイクのボタンを押してメッセージを録音すると、登録してあるスマホに向けて送られる

同様にスマホからライトへボイスメッセージを発信することもでき、ライトのリモコンにある再生ボタンで聞ける。さらに、スマホとライトでリアルタイムに会話する機能も近日中に搭載予定。

スマホでボイスメッセージが届いたときの通知
ボイスメッセージ再生中の画面

セキュリティ機能として、24時間にわたって照明の操作がない場合、アラートをアプリに通知。異常があった際はアプリから「セコム駆けつけサービス」を利用して、自宅へ訪問を依頼できる。同サービスへの加入は無料だが、駆けつけを依頼した場合は1回あたり30分につき5,500円(税込)がかかる。

マルチファンクションライトは、人感センサーによる侵入者検知と録音に対応。不在時に警戒モードを設定しておくことで、人感センサーが室内で人の動きを感知すると、ライトから警告音を発する。アラートがアプリに通知され、異常があった際は「セコム駆けつけサービス」を利用できる。また、警告音を発する30秒前の室内の音声を録音し、専用アプリから何度でも確認できる。

警戒モード中に人を検知するとスマホに通知。必要に応じて、通話などのやり取りができる
「セコム駆けつけサービス」に加入しておくと、別途費用は必要だが自宅へ駆けつけの要請ができる

ライトに内蔵された温度センサー、湿度センサーによって、温度や湿度の上昇や下降を検知して音声で通知する。また、指定した温度、湿度以上/以下になった場合、家族のスマホへ知らせることも可能。あらかじめ、マルチファンクションライトの赤外線リモコン機能で家電と連携させておけば、スマホから家のエアコンやテレビなども操作できる。

温度や湿度を設定でき、一定以上/以下になると通知
センサーが検知するとスマホ側に通知。エアコンをかけないことによる熱中症を防ぎたい場合などに活用できる

MANOMA ライトプランの利用に必要な料金は、初期事務手数料が3,850円(特典により無料)、月額基本料金は3,938円。機器料金は割賦36回払いで初回1,472円、2~36回目1,310円。購入から2年間は、これらの金額から月額基本料金割引が適用され、2年間(2~25カ月目以降)は月額2,728円、3年目以降(26~37カ月目以降)は月額3,938円となる。