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換気の寒さ対策に、エアコンと石油ファンヒーターの二刀流で効果。コロナが比較実験

エアコンと石油ファンヒーターの二刀流をすすめる

コロナは、11月9日の「換気の日」に向けた“換気の寒さ”対策について調査。石油ファンヒーターとエアコンの併用の有用性について、室温の復帰時間を調べた結果を公表した。エアコン単独よりも、エアコンと石油ファンヒーターを併用する場合の方が、室温の復帰時間が3分半、短縮されることがわかった。

「おうち時間」が増えたことで、換気の必要性が今まで以上に高まっていることから、換気後に懸念とされる室温の低下に対し、素早く元の室温に戻す方法、またその場合のランニングコストについて調査した結果を公表したもの。試験を行なった住環境試験室は14畳。外気温6℃、室温7℃、設定温度22度で実施された。

同社によると、換気を懸念される理由として「窓を開けてせっかく温めた部屋を冷やしたくない」ことが挙げられたという。そこで、換気後の部屋の温度復帰時間について、エアコンのみの場合とエアコン+石油ファンヒーターの場合の温まり方の違いについて、比較実験を実施。

その結果、エアコン単独の場合は温度復帰時間が5分ほど、エアコン+石油ファンヒーターの場合は、温度復帰時間が1分半ほどだった。

エアコン単独の場合、温度復帰時間は5分ほど。エアコン+石油ファンヒーターの場合、温度復帰時間は1分半という結果が出た

コロナは「エアコンとファンヒーターを併用することにより、3分半も部屋の温度復帰時間が短縮されるという結果が分かりました。時間が短縮されるだけでなく、併用することにより、足元まで暖かく快適に過ごすことが出来ます」としている。

また、ランニングコストについても、エアコンのみの場合と、エアコン+石油ファンヒーターの場合の比較検証を実施。開始60分程度まではランニングコストに差が見られるものの時間が経過するにつれて差が縮まり、120分以降はほぼ同等となったとしている。

今回の試験では、換気中もエアコン及び石油ファンヒーターの運転を継続(停止させ、運転再開までの時間でバラつきを無くすため)、換気は30分おきに対向する2つの窓を2分間開放

暖房の質と消費電力にこだわった石油ファンヒーターを8月に発売

同社は、暖房の質と消費電力にこだわった石油ファンヒーター「FH-VX3620B」を8月に発売している。自己燃焼熱を利用して灯油をガス化する構造のため、燃焼時の消費電力が少ないことが特徴。

通常点火時間を従来の約75秒から約55秒までに短縮したことで、コロナ史上最速の通常点火時間を実現し、点火までにかかる消費電力量を約30%低減。これからの寒さが厳しい季節、快適に過ごせるよう、よりハイクオリティの暖かさや使いやすさを追求している。

FH-VX3620BY。カラーはグレーとホワイト