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食洗機に洗剤自動投入は世界初。ミーレ「最大にして最高」の新シリーズからオーブンなど全11モデル

Generation 7000シリーズのビルトイン食器洗い機

ミーレ・ジャパンは、ビルトイン調理機器と食器洗い機の新シリーズ「Generation 7000」より、食器洗い機の6モデル11機種、オーブンの5モデル7機種を12月3日に発売する。価格は32万円~77万円。

食器洗い機には世界初となる洗剤自動投入システムを搭載し、オーブンには最上位モデルのデザインライン「VitroLine」を投入した新シリーズ。「同社の史上最大にして最高のシリーズ」としており、2021年にはコンビスチームオーブン、スチームクッカー、グルメビルトインウォーマー、ビルトインコーヒーマシン、IHクッキングヒーターを順次販売する予定。

Generation 7000シリーズのビルトイン調理機器

洗剤自動投入+1週間プログラムで操作不要の食器洗い機

「Generation 7000」シリーズの食器洗い機のラインナップは6モデル11機種。価格は仕様によって異なり、「G 7104 C SCU」の32万円~「G 7964 C SCVi」の67万円。

G 7964 C SCVi

6モデル中5モデルに自動洗剤投入システム「AutoDos」を搭載。専用洗剤「PowerDisk」をセットすると、運転プログラムに合わせた洗剤量を適切なタイミングで投入する。一般的な洗浄剤にも対応する。

PowerDiskは粒状の洗剤で、乾燥仕上げ材や酵素、グラス・銀製品保護成分などを配合している。内容量は400gで、およそ1カ月分とする。価格は「PowerDisk All in 1(400g)」が1,800円、6個入りセットが9,800円。

自動洗剤投入システム「AutoDos」。専用洗剤「PowerDisk」を使用する

AutoDos搭載モデルはWi-Fiに対応しており、専用アプリ「Miele@mobile」と接続することでスマートフォンから操作可能。外出先でも運転開始やスケジュール設定ができ、運転終了時間、消費電力量/水量の目安を確認可能。

また1週間分の運転プランを作成できる「AutoStart機能」を備える。同機能では曜日ごとに時間やコースを設定することで、自動的に運転を開始するため、毎回の細かな操作が必要ないという。

全モデルに、和食器や箸などを入れやすくした新開発のアジア仕様バスケットを採用。カトラリートレイには、最大32本の箸をセットできる箸ホルダーを用意。トレイ下のバスケットに背の高いワイングラスなどを置けるように、トレイの左サイド部分を右へスライドできるほか、右サイド部分は深さを調節することで小さなカップなども置ける。

上段バスケットにはヒンジ付きボウルラックを備え、お茶碗やボウルを置くことができる。下段バスケットはピンの角度や間隔を変えることで、ヨーロッパの平たい皿とは異なる、深さのある皿や鉢、丼などをセットしやすくした。

深さのあるお椀などをセットしやすいアジア仕様のバスケット

上位機種にはスマホのようにタッチやスクロールをスムーズかつ直感的に操作できるというM Touchディスプレイを搭載。

循環システムを見直し、パーツを刷新することで消費水量を削減。ECOプログラム時の標準使用水量は、従来モデル(G 6000シリーズ)と比べ22%減少、自動プログラム時の最少使用水量は6L。

スペックの一例として「G 7104 C SCU」の本体サイズは、598×570×805~870mm(幅×奥行き×高さ)。食器点数(JEMA規格)は72点。運転音は44dB。

G 7914 C SCi(59万円)

Wi-Fi対応のオーブン。庫内カメラを備えた最上位モデルも

ビルトイン調理機器は、「オーブン H 7264 B/H 7460 BP/H 7860 BP」、「電子レンジ機能付きオーブン H 7440 BM/H 7840 BM」の5モデル7機種をラインナップ。価格は38万円~77万円。

オーブン H 7264 B/H 7460 BP/H 7860 BP

キッチンのスタイルに合わせ、「PureLine(ピュアライン)」と最上位モデル「VitroLine(ヴィトロライン)」の2つのデザインラインを用意。PureLineは従来のステンレス、VitroLineは高級感のあるグラファイトグレーカラーを採用する。いずれもWi-Fiに対応し、専用アプリ「Miele@mobile」と接続することで、調理プログラムの遠隔操作が可能。

「オーブン H 7460 BP/H 7860 BP」は、加熱終了後に予熱で調理が進まないように庫内の温度を下げる「TasteControl」機能を備える。調理終了時にドアが自動で少し開くとともに、本体内の冷却ファンが回転し、庫内温度を急速に下げる。設定温度まで下がるとドアが自動で閉まり、庫内の温湿度を保ちながら、料理を提供するタイミングまで焼き上がりの美味しさを保つという。調理終了時に手が離せない場合などに活用可能。

さらに「オーブン H 7860BP」のみ、庫内カメラを搭載する。庫内天井に内蔵されたカメラで撮影した映像を、1分ごとにアプリで表示。オーブンから離れた場所にいても焼き具合を確認でき、アプリ上で調理温度/時間の変更や調理終了などの操作ができる。

予熱で調理が進まないよう、ドアを開け庫内の温度を下げる「TasteControl」機能
オーブン H 7860 BPは庫内カメラを搭載。遠隔で調理状況を確認できる

このほか、「オーブン H 7860 BP」「電子レンジ機能付きオーブン H 7840 BM」は、近接センサーを備える。本体の前を人が通ると自動で電源が入り、ウェルカムメロディや庫内ライトを点灯するなどの設定が可能。

オーブンの本体サイズは、いずれも595×569×596mm(幅×奥行き×高さ)。庫内容量は76L/5段。調理温度帯は30~300℃。

電子レンジ機能付きオーブンの本体サイズは、いずれも595×569×456mm(同)。庫内容量は43L/3段。調理温度帯は30~250℃。電子レンジの出力レベルは、80/150/300/450/600/850/1,000W。

電子レンジ機能付きオーブン H 7440 BM/H 7840 BM