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日立、引き出しの使い方を「冷凍・冷蔵・野菜」から自由に選べる冷蔵庫。野菜の保存性能が向上

「R-KX57N」定格内容積567L

日立グローバルライフソリューションズは、引き出しの使い方を「冷凍・冷蔵・野菜の収納」のいずれかに切り替えられる大容量冷蔵庫「R-KX57N」を7月30日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は43万円前後。定格内容積は567L。

冷蔵庫下部の2つの引き出しを、「冷凍・冷蔵・野菜の収納」のいずれかに切り替えられる「ぴったりセレクト」を搭載。新たに乾燥を抑える野菜モードを追加した。

引き出しの使い方を選べる「ぴったりセレクト」

2つの「ぴったりセレクト」室では、設定に合わせて冷却器・冷気風路のフラップとファンを制御する。本機では新風路構造を採用することで、直接冷却と間接冷却の切り替えを実現。野菜モードでは間接冷却を利用し、冷気を直接当てずに乾燥を抑えながら保存できるという。

野菜を多く使う家庭では取り出しやすい上段を「野菜」に、まとめ買いをする家庭では両方の引き出しを「冷凍」に設定するといった、暮らしに合わせた使い方ができるとする。

風路構造を新しくし、間接冷却が可能となった
野菜の乾燥を抑えて保存

冷蔵室には、お弁当やおかずのあら熱をすばやく取れる「クイック冷却」を新採用。冷蔵室専用の大風量ファンを高速回転させ、室内を循環する冷気の風量を一定時間増やすことで、棚のどこに置いてもすばやく冷却できるという。

さらに、棚のどこに置いても食材の鮮度が長持ちする「まるごとチルド」機能を備える。ファンの回転数や冷却器の除湿量を制御することで、棚全体を約2℃のチルド温度に保ちながら、湿度低下を防ぐ。また室内の湿度は約80%で、一時的に保存するサラダなどは、ラップなしでも乾燥や変色を抑えられるという。

庫内の湿度を保ち、食品の乾燥・変色を抑える

冷凍室は上下2段構造を採用。1段目には熱伝導に優れたアルミトレイを備え、食品の熱を急速に奪って冷凍する。また温かいごはんなどを入れたときは、温度センサーが検知して自動で運転を切り替え、すばやく冷凍できるとする。

本体サイズは、685×738×1,833mm(幅×奥行き×高さ)。定格内容積は567Lで、そのうち冷蔵室が308L、製氷室/冷凍室が23/32L。ぴったりセレクト室は上段が104L、下段が100L。本体カラーはクリスタルミラー、ファインシャンパン。