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リオネット、小耳症などにも対応する軟骨伝導補聴器。スマホ操作も
2020年5月19日 15:00
リオネット補聴器を展開するリオンは、耳の軟骨部に振動を与えて聞こえを補う軟骨伝導補聴器「HB-A2CC」を5月22日に発売する。価格は、片耳が35万円、両耳が60万円。購入には指定医療機関の受診が必要。
イヤホンの代わりに振動子を耳の軟骨部に装着し、増幅した音を軟骨部に振動を与えて聞こえを補う補聴器。これまで一般的な補聴器の使用が難しかった、外耳道閉鎖症や小耳症の人に向け、奈良県立医科大学と共同研究し開発。身体への負担が少ない新しいタイプの補聴器だという。
デジタル信号処理ユニット「リオネットエンジン」を搭載し、出力までの時間が短く、違和感の少ない自然な聞こえを実現。原音に忠実な音作りを目指したという。
Bluetoothに対応しており、専用スマートフォンアプリと連携することで、ボリューム調整やメモリー切替が行なえるほか、補聴器を紛失した際の推定位置を表示することも可能。アプリの対応OSは、Android 6.0以上。
また別売のスティックリモコン、ワイヤレスアダプターとも連携できる。ワイヤレスアダプターのマイク機能により、授業や会議で離れた場所にいる人の声も聞き取りやすいという。価格はスティックリモコンが22,000円、ワイヤレスアダプターが44,000円(いずれも税込)。
適応聴力範囲は軽度・中等度。本体カラーは、モーブピンク/ブロンズベージュ/アーバンゴールド/ペールグリーン/チタニウムシルバー/ビターブラウン/クールブラックの7色。