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スマホとBluetoothで接続して音楽や動画が楽しめ、通話にも対応したフィリップスの補聴器

 デンマークの聴覚ヘルスケアグループ、デマントは、フィリップスブランドの補聴器「Philips HearLink補聴器(ヒアリンク補聴器)」を今春から順次発売する。今回展開するのは耳掛け型4スタイルと、耳あな型3スタイル。いずれも価格はオープンプライス。

Philips HearLink補聴器(ヒアリンク補聴器)

 Bluetoothでスマートフォンなどと接続して音楽や動画視聴、通話などにも役立つ補聴器。

 専用アプリ「Philips HearLink」では、補聴器のリスニングプログラム変更、音量調整、補聴器をミュートにするなどの操作が可能。そのほか、補聴器のバッテリー残量やモバイル機器と補聴器との接続状態の確認もできる。そのほか「補聴器を探す」機能を使うと、アプリ内の地図で補聴器の位置を追跡できるとする。

アプリでは各種設定のほか、補聴器を探すこともできる

 各モデルとも複数の音声処理を搭載。その1つ「サウンドマップノイズ抑制」は、補聴器に搭載されたマイクがノイズを検知し、音声信号から不要なノイズを分離・減衰させる。この信号処理は言葉のスピードよりも高速に行なうため、より高い音質と明瞭な音を届けるという。

 またハウジングを抑制する「サウンドマップハウリング(フィードバック)キャンセラー」を搭載。非常に速い処理速度により、ピーン、キーンといった不快なハウリングの兆候が起こるきわめて早い段階で、これを検知して対処するという。ハウリングを発生させないともいう。

 ヒアリンク補聴器の中で「RITE T R」は、リチウムイオン電池を内蔵。3時間で満充電でき、スマートフォンなどと接続していても一日中使用できるという。

リチウムイオン電池を内蔵する「ミニRITE T R」
耳あな型のシンプルモデルもラインナップ

 耳の中にすっぽりと収まる耳あな型の「IIC」「CIC」「ITC(カナル)」がラインナップされている。いずれもBluetooth機能は非搭載。

 「IIC」と「CIC」は軽度から中高度難聴に対応、「ITC(カナル)」は軽度から重度難聴にまで対応する。

「IIC」
「CIC」
「ITC(カナル)」