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フィリップス、目的の声を聞きやすいAI補聴器の電池タイプ

「フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030」シリーズの耳かけ型補聴器「ミニRITE T」(電池タイプ)

デマント・ジャパンは、AI搭載補聴器「フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030」シリーズから、電池タイプの耳かけ型補聴器「ミニRITE T」スタイルを、11日8日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は25万円〜45万円前後。

「フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030」シリーズは、3月に「耳かけ型 充電タイプ」がリリースされた。今回、新たに電池タイプの「ミニRITE T」がラインナップに加わった。

独自に開発したAI音声処理技術「AIサウンドテクノロジー」を搭載し、さまざまな音が存在するにぎやかな環境下でも、言葉をより明瞭に聞き取れるとする。リアルな世界から1,000万を超える音環境を学習することで、特に、聞き取りが難しい騒音下での音声処理に関し、独自の知識を構築。新製品では、この学習済み人工知能「AIサウンドテクノロジー」を搭載し、多くの音や会話が同時に存在するようなにぎやかな場面でも、会話をより明瞭に際立たせ、楽に聞き取れるという。

にぎやかな環境下でも、言葉をより明瞭に聞き取れるとする

Bluetooth(BLE)を搭載し、本機をiPhoneやAndroid端末に接続し、電話やビデオ通話、音楽をよりクリアな音質で楽しめる。

また音楽プログラム「HiFi音楽」に対応。同プログラムでは、従来の補聴器が見落としていた微細な音を補い、より広い周波数帯域と音楽のダイナミクス(音の強弱)を捉えて、低域・高域を正確に増幅。より高音質な音楽を届けられるとしている。同プログラムは、コンサートなどのライブ音楽や、録音された音楽をスピーカーで楽しむ際などに適している。

本体カラーは、ベージュ、グレー、ブラックなど肌や髪の色にマッチする計6色をラインナップする。

適合範囲は軽度〜高度・重度難聴(105dBHLまで)。使用電池は空気電池(312)。IP68の防塵・防水仕様(日常生活防水仕様)。