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シャープの蓄冷材「TEKION」がデサントの暑熱対策グローブに、手のひらから体の深部を冷却

デサントブランドのグローブ型暑熱対策アイテム「CORE COOLER」

シャープ、デサントジャパン、ウィンゲートの3社は、デサントブランドのグローブ型暑熱対策アイテム「CORE COOLER」を共同開発し、「Makuake」にて数量限定で発売した。7月に予定している一般販売価格は3,960円だが、4月12日21時現在10%オフの3,564円で購入可能(いずれも税込)。受け付けは2020年6月1日まで。製品の発送は6月中を予定。

手に装着するグローブ型の暑熱対策アイテム。シャープの独自技術を活用した蓄冷材「TEKION」を用いており、手のひらを約12℃の適温で冷やせるという。手のひらには体温を調整する血管があり、冷やすことで体の深部体温の上昇を抑制し、暑熱対策に効果が見込めるとする。

蓄冷材を入れるアタッチメントをグローブ型にすることで、蓄冷剤を握り続ける必要がない点が特徴。ドリンクを飲んだり、物を掴んだりといった手の操作が妨げられにくく、ランニングなどさまざまなシーンで使用できる。セット内容は、両手用グローブ2個と蓄冷剤2個。

着用により適温蓄冷材が完全に溶けてしまっても、氷水で約1時間以上(冷凍庫で約2時間以上)で凍結するため、何度でも使用可能としている。

手のひらには体温を調整する血管があり、冷やすことで体の深部体温の上昇を抑制

シャープが提供した独自の蓄冷技術は、テレビやパソコンの液晶研究で培ったもので、-24℃から+28℃までの温度領域で、特定の温度に蓄冷できる点が特徴。これまで-2℃をキープする日本酒用の保冷バッグや、13℃をキープしてクラフトビール「よなよなエール」が美味しく飲めるマシンなどを展開してきた。

今回は、手のひらを冷やすのに適した12℃に設定。手のひらを氷や保冷剤で冷やすと温度が低すぎることで血管が収縮し、冷却効果が十分に発揮されないという。ずっと皮膚に当てていても冷たすぎて痛くなるということがなく、気持ちの良い快適な冷たさを維持する。

スポーツシーンにおける実績として、トヨタ自動車陸上長距離部選手など、国内トップランナーもレース中やその前後で着用しているという。

サイズはフリーで、カラーはブルー、レッド、ブラックの3色。

7月の一般販売では、公式通販サイト「デサントストア」や「DESCENTE TOKYO」などの直営店、スポーツチェーン店、生活雑貨専門店ロフト(一部店舗)などで展開予定としている。

トヨタ自動車陸上長距離部選手も着用