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シャリシャリの炭酸が新食感! -2℃に保てるシャープの保冷バッグが一般販売スタート
2018年11月5日 13:04
シャープは、日本酒やビールを-2℃で楽しめる保冷バッグ「TEKION LAB 保冷バッグ TKS001N」を、11月上旬から一般販売することを発表した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5,500円前後(税抜)。家電量販店で購入可能。
シャープがテレビやパソコンの液晶研究で培った技術をベースに開発した、独自技術「蓄冷材料」を活用した保冷バッグ。蓄冷材料は-24℃から+28℃までの温度領域で、特定の温度に蓄冷できるというもの。今回販売する蓄冷材は約-6℃に蓄冷でき、お酒やソフトドリンクのボトルに巻きつけることで、口に含んだときに-2℃のひんやりとした味わいになるという。蓄冷時間は約2時間。
製品は、蓄冷剤ユニットと保冷バッグで構成。冷凍庫であらかじめ一晩(約6時間)冷やしておいた蓄冷剤ユニットを、保冷バッグに入れて使用する。その中にボトルを入れることで、飲み物を氷点下まで冷やすことが可能。対応するボトルサイズは、720mmボトル(直径74mm)。ビール瓶や缶ビール、日本酒瓶、500mlペットボトルも入れられる。シャンパンなどの瓶は直径が大きいため、非対応としている。
日本酒やビールのほか、ノンアルコール炭酸飲料も氷点下に
実際に保冷バッグで冷やされた日本酒を飲んでみた。氷点下の飲み口はキリッとしていて飲みやすい。またテキオンラボではすぐに飲むだけでなく、口に含んで温度変化を楽しむことも推奨。確かに日本酒を口に入れて少し時間をおいてみると、キリッとした飲み口からまろやかな味わいになった。
お酒だけでなく、ノンアルコールの炭酸飲料を冷やすのもオススメとしている。開栓していないペットボトルに、蓄冷剤を約90分巻き付けてからキャップをひねると、炭酸飲料が凍りはじめるという。こちらも試飲したが、フワフワ、シャリシャリした炭酸の口当たりが新感覚。今までに味わったことのない飲み口だった。
今回は甘めの炭酸飲料を飲んだが、無糖の炭酸水を冷やせばハイボールやサワーなどの割り物にも使え、シャリシャリ食感を楽しめそうだ。なお炭酸飲料はアルコールが入っているものよりも、ノンアルコールの方が凍りやすいという。
同製品は、シャープの社内ベンチャー「テキオンラボ」が開発。これまでは日本酒やジンなどのお酒とセットにし、クラウドファンディングで支援を募集。計3回の実施で3,000人以上の支援を集め、今回製品化に至ったという。
本体サイズは、蓄冷剤ユニットが314×190×13mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約490g。素材はポリエチレン。保冷バッグが約110×340mm(直径×高さ)で、重量は約92g。素材はネオプレン/ナイロン。