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シャープのロボホン、小学校でAI教育プログラムの実証授業

 シャープは、コミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用した、小学校向けAI教育プログラムを新たに開発した。東京都小金井市立前原小学校において、2月10日~3月4日(予定)に実証授業を行なう。

ロボホンを活用した小学校向けAI教育プログラムを新たに開発

 実証授業では、ブロック状のオブジェクトの組み合わせで、ロボホンの動作や対話プログラムを作成できるソフトウェア「ブラウザ型プログラミングツール」を活用。本ソフトに、Googleが提供するディープラーニングフレームワーク「TensorFlow Lite」を組み込むことで、ロボホンのカメラ機能を使ったAI画像認識を体験できるという。

 児童は、自身の表情や特定の物体などをロボホンのカメラで連続撮影し、本ソフトに学習させる。これにより類似の画像をロボホンのカメラで認識させると、特定の返答や動作をするプログラミングが作成可能になる。一連のプログラム作成体験を通して、AIについての理解を深めるとともに、児童自身がAIの利点や課題を考える機会を提供するという。

類似の画像をロボホンのカメラで認識させると、特定の返答や動作をするプログラミングが作成可能になる

 使用する機器は、「ロボホン SR-03M-Y」と、「ブラウザ型プログラミングツール SR-B04AT」、プログラム作成用パソコンで、各16セットを用意。小学5年生を対象に行なう。

 なお本検証は、小学校におけるプログラミング教育をはじめ、ICT(Information and Communication Technology)教育の導入を積極的に推進する松田 孝氏(合同会社MAZDA Incredible Lab代表/東京都小金井市立前原小学校・前校長)による監修のもと行なわれる。